
私はGeorge Brown Collegeで会計学(Accounting)を専攻しました。
元々はホスピタリティー(Hospitality)を専攻予定でしたが、いよいよ9月から学校が始まる!という時、
パンデミックによりレストランやホテルなどほとんどがシャットダウンし、これからこのコースを始めて卒業した時に仕事が出来るのだろうか?という強い不安に襲われました。
そのことから入学が直前に迫った8月にもう変えるしかない!と勢いでコースを変更し、前から興味がありパンデミックの中でも仕事が無くなることはないビジネスの分野で会計学を選びました。
残念なことに、パンデミックの影響で私の在学中に対面での授業を受けることは出来ませんでした。
授業が全てオンラインだったので、授業中には教授に出来るだけ認識してもらえるようにチャットで何度もコメントしたり、積極的にクラスに参加しているという姿勢を見せることを頑張りました。
また、在学途中から1年以上は日本で授業を受けました。
13〜14時間差で授業を受けたり、昼夜逆転の生活をしながらバイトをしたり課題や試験を受けたりと、大変なことが沢山あったからこそ忍耐力もつき、タイムマネジメントがうまく出来るようになったと思います。
せっかくトロントの学校に通ったのに…と思うことも何度もありましたが、オンラインだったからこそ出来たことも沢山ありました。
朝8時から始まる一限のために極寒の中通学する必要がなかったり、テストを受ける時も自分だけの空間でリラックスして受けられたことは良い点だったと思います。
また、嬉しいことに卒業式は対面で行われた為、ほとんどのクラスメイトとは最初で最後でしたが会うことが出来、良い思い出になりました。笑

カレッジでの勉強は難しく、英語で会計を勉強するということは何より大変でしたが、その中で効率よく勉強する為にはどうしたら良いか、何を優先的に勉強すべきかなど、英語や会計の知識だけでなくそういったソフトスキルも身に付けることが出来ました。
現在はBIG4の一つであるDeloitteに就職し、主にInternational Tax, Corporate Taxに関わる仕事をしています。
同じプログラムを取った友達もほとんどが会計事務所や大手の銀行、企業の会計部門など、会計に関係のある仕事に就きました。
もしこれからカレッジ進学、その後のカナダでの就職を考えている皆さんには、できるだけ自分の興味があることと直結したものを専攻してもらいたいです。
私も最初はビジネス全体を学ぶプログラムにしようかと思っていましたが、分野自体が広すぎて、何かを身に付け仕事にするためにはビジネスの中でもより狭い分野を専門とした方が良いと思い会計にしました。
より専門的な分野を選択することで就職をするにあたっても仕事が見つかりやすく早く就職出来る傾向にあるように思います。

また学費の余裕がある方にはCo-op(インターン)付きのコースをお勧めします。
カナダで就職するには必ずと言っていい程コネクションがあることが決め手になります。(私の友達もほとんどはコネクションで仕事が決まっていました。)
友人や知り合いからの紹介、またはCo-op期間で入った会社で卒業後そのまま採用されるということが本当に沢山あります。
経験を積むのと同時に就職先を手に入れられるCo-opが出来るのであればそれがベストかと思います。
パンデミックにより普通のカレッジ生活を送ることは出来ませんでしたが、それでも多くのことを学んだ、実のある2年間になったと思います!
どんな状況下にあっても、自分次第で有意義な時間が過ごせますし、学べることは山ほどあると実感した2年間でした。
この体験談がこれからカレッジ進学、又は留学を考えている方々の参考になれば嬉しいです!