語学学校とは?
語学学校とは、英語を母国語としない学生、主に留学生を対象に英語(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)を教える専門学校を指します。一般的にESLスクールと呼ばれています。カナダには大小500以上の語学学校があり、また世界中から留学生が集まる国際的な環境で英語を学ぶ事が出来ます。
学校の特徴
語学留学とは、主にこのような語学学校への留学を意味しますが、一方で英語力を上げた後、さらに現地のカレッジ、大学へ進学を目指す留学生も増えています。
語学学校 (ESLスクール) は、主に英語を学ぶ場所。一口に語学学校と言っても、それぞれの学校がカリキュラムや設備に工夫を凝らしており、雰囲気や特徴が異なります。下記を参考にしてみてください。
大規模校 | 中規模校 | 小規模校 | |
1クラスの人数 | 10~15人 | 8~12人 | 5~10人 |
レベル分け | 6~17 | 4~8 | 3~5 |
コース | ESL以外の豊富なプログラム | 力を入れている分野が学校によって異なる | 選択肢が少ない |
授業料 | 高め | 中間~高め | 安め |
国籍 | 国際色豊かな学校が多い | 学校によっては国際色豊か | アジア系の生徒に偏りがち |
設備 | 充実、綺麗 | 学校によって様々 | 学校によって様々 |
アクティビティ | 充実 | 学校によって様々 | 学校によって様々 |
学校の雰囲気 | 多国籍で賑やかだがアットホームではない | 学校によって異なるがアットホームな学校もある | ほとんどの学校がアットホーム |
授業内容
基礎英語コース (ESL) では、午前中は文法中心に学び、午後は会話中心の選択科目という学校が多いです。
また自分の目的やレベル合わせて、発音矯正・リスニング・スピーキング・ライティングなどから受講クラスを選べる学校もあります。
さらに、TOEIC、TOEFL、IELTS、英語講師、ビジネスなどの専門コースを選択出来る場合もあります。但し、このようなコースは受講レベルが設定されており、中級以上のレベルが求められる事がほとんどです。
コース期間
多くの学校では週20~30時間のフルタイムのコースを8~12週間受ける事で1つのレベルが終わるようにカリキュラムが作られています。まずは最低8週間程度申込む事をお勧めします。
但し、TESLやビジネスなどのディプロマコースなどは、コースの期間(開始日と終了日)が定められている場合があります。
授業時間
語学学校には「フルタイム」と「パートタイム」があり、フルタイムとは1日4時間~6時間、パートタイムとは1日2時間~3時間の事を指します。初めの数ヶ月はフルタイムで受講される方が大半です。
パートタイムは午前、午後どちらかのみを選び、指定されたコースを取る事になります。最近ではイブニングプログラムを提供している学校もあります。授業時間が少ない分だけ授業料も安くなります。
但し、時間単価で考えるとパートタイムは割高です。ご自分の都合に合わせて取ると良いでしょう。
クラス人数
ほとんどの授業がグループで行われます。大規模では1クラス平均10人~15人、中規模で8人~12人、小規模では5人~10人程度です。
季節によって人数も変動し、夏は受講生が多く、冬は少ない傾向にあります。
レベル分け
全ての語学学校で生徒の英語力に合わせたレベル分けがあります。入学時のレベルチェック試験と、その後定期的に行われるレベルアップテストによって、受講するクラスが決定します。
レベル数は3~10程度が一般的で、学校の規模が大きくなるほどレベル分けは細かくなります。 季節によって人数の増減によってクラス数が減ったり、逆に同じレベルにクラスが一つ増えたりします。
レベルテストは、文法、会話、聞き取り、出席率、提出物、プレゼンテーションの出来の総合評価で評価されます。テストに合格すると、翌セッションからレベルが1つ上のクラスで勉強する事が出来ます。
選択科目
基礎英語コースの一環として、生徒が自分で受けたいカリキュラムを決める事が出来る、選択科目を用意している学校が多くあります。
多くは会話や発音矯正、リスニング、ライティングなどのクラスで、中には、TOEICやTOEFL、ビジネス英語、またマンツーマンを選択出来る学校もあります。但し、受講レベルが決められているクラスが多いです。
Diploma/Certificate
Diplomaとは、卒業証書・学位免状という意味。各学校の定めたプログラムを一定の成績以上で卒業した際に得られる資格で、世界/カナダ国内で有効な資格の場合と、学校独自の修了証書の場合があります。
語学学校で定められたものは学校独自のものが多いですが、TESLなど一部のコースは、学校によっては、カナダ政府の認める資格を取得出来る場合もあります。
Certificateとは、学校の定めたコースを一定期間で修了したと言う修了証書で、ESLコースを含め、ほとんどのコースで取得する事が可能です。学校によっては、基礎的なESLコースでも一定の成績を収めないともらえない場合もあります。
授業料
一般的に大規模校やビジネスコースなどの専門プログラムは授業料が高めで、小規模校は割安な傾向にあります。平均授業料は$1,400~$1,600程度です。
入学金は平均$150~$200程度で、学校に登録する際に必要な初期費用です。中には、入学金を免除するプロモーションを提供している学校もあります。
テキストはレベル毎に料金が変わる事が多く、教材レンタルやプリントを配布するという学校もあれば、レベル毎に購入する必要がある学校もあります。最近ではデバイスにダウンロードして使うデジタルテキストブックを導入している学校もあります。プリント配布の場合は教材費として週$10~$20程度、テキスト料金の平均は1冊$40~$80程度です。
入校日
ほとんどのESLコースは毎週月曜日 (祝日の場合は火曜日) 入校可能な場合が多いです。
専門コースでは、8週間もしくは12週間というように期間毎での開講をしている学校が多い為、専門コースのスタート日と自分の予定を考えて学校選びをする必要があります。学校によっては入校日に「オリエンテーション」を行う学校もあります。
その日は授業は無い場合が多く、レベル分けテストとガイダンスを受け、午前中で終わりという形になります。学校によっては、学校周辺のツアーを行ってくれます。
アクティビティ
アクティビティとは放課後の課外活動です。
留学生の為に放課後に生徒同士の交流を図るプログラムとして、観光をしたり、映画を見たり、スポーツ、食事をするものもあれば、無料の英語クラスを設けたり、パーティーを行っている学校もあります。
ほとんどの場合、学校の英語教育の一環として行われています。講師も同行する事が多いので、英語の勉強にもなるプログラムです。アクティビティは参加費が掛かるものと掛からないものがあります。学校によっては費用が授業料に含まれている場合もあります。
English Only Policy (イングリッシュ・オンリー・ポリシー)
学校構内では、自分の母国語を使う事を禁じられ、英語だけを使うようにという、ほとんどの学校で定められているルールです。例え日本人同士であっても、英語で話すように指導されます。
学校によっては、この規則を破ると罰則があったり、レベルアップができなかったり、ディプロマがもらえなかったりする場合があります。このEnglish Only Policyがきちんと守られているかどうかが、学校の質を判断するポイントとなります。
但し、学校によっては、各カウンセラーのオフィスなど特定のエリアでは母国語使用を許している学校もあります。
学校カウンセラー
学校カウンセラーとは、学校のカリキュラムに関する質問や、留学生活全般の相談に対応してくれる学校スタッフの事。語学学校によっては日本人カウンセラーがいる学校もあります。
校内ではEnglish Only Policyにより、日本人同士と言えど、日本語での会話は禁止されています。しかし、どうしても困った事や、相談事や心配事、問題が起こった時、それを英語で全て説明するのは難しい時もあります。その際に母国語で話が出来る日本人カウンセラーがいるというのは安心です。学校選びの判断材料にもなるでしょう。
体験入学(トライアルレッスン)
多くの語学学校では「トライアルレッスン」と呼ばれる無料体験入学が可能です。
学校によってはその日1日体験出来る所もあれば、指定された1時間だけという学校もあり、受けられる曜日が決まっている場合もあります。時間に余裕があれば、学校選びの際の判断材料の一つとして体験入学をしたり、学校訪問をする事をお勧めします。トライアルレッスンに参加する事で割引を行う学校もあります。
体験入学を希望される方は、アクティベイト留学センターへご相談ください。弊社では体験入学の申込みを無料で代行しております。
学校プロモーション
各学校が授業料の割引を行う事です。
新しいプログラムの開講や季節に合わせて、期間を決めて大幅割引が行われる事も!
この期間に登録をするとかなりお得です。一般的に、学校プロモーションは、生徒数が少ない冬の間に多く、繁忙期である夏の期間はほとんどありません。
現地にいる学生と、海外からの学生向けのプロモーションが異なる場合もあります。アクティベイト留学センターでは、日本からのお申込みでも適応可能なプロモーションをきちんと適用した金額を提示を行います。