その他体験談
諦めずに自分を信じてチャレンジし続けることが大切だと教えてくれたToronto。
ートロントに渡航しようと思った理由は何ですか?
ニューヨークに近かった事、仕事をしながら長期滞在できる、英語がアメリカ英語に近い、”モザイク都市”と呼ばれるほど多様性の街に興味があった、ミュージカルや音楽が盛んである、などの理由からトロントを選びました。
ートロントでやりたかった事、目標は何ですか?
英語のスキルップ、カナダのエンターテインメント業界について学びながら、英語で芝居する機会を得るという事でした。
ー目標達成に向け具体的にどんな事をしましたか?
一番の目的であった、トロントのエンターテインメント業界についての情報を得るために、meet upに参加したり、インターネットでオーディション探しをしていました。
ートロントでのお仕事探し、アルバイトについてお聞かせください。
個人的な意見としては、想像していたよりも時間がかかりました。ただ、職種を選ばなければすぐに見つけられそうだなと感じるほど、スタッフ募集の張り紙はたくさん見かけました。仕事を探している最中は大変でしたが、今振り返ってみると、いろいろなお店の方と話をしたり、3次選考まであったお仕事の面接ではしっかりと自分自身についてプレゼンしなくてはならなかったので、大好きな英語のスキルアップにはとても良い経験ができたなと思っています。
ートロント滞在中に苦労した事、また嬉しかった事などはありますか?
どちらも数えきれないほどたくさんありますが(笑)、特に苦労したのは部屋探しと仕事を始めた時の自分の英語力についてです。仕事探しと同様、特にこだわりがなければすぐに見つかると思うのですが、私の場合少々潔癖性なのと絶対に日本人とは住まない、という決意があったのですごく苦労しました。ただ、泣いても落ち込んでもとにかく探し続けるしかなかったので、本当にやっとのことで素敵なお家に巡り会えた時は、嬉しくて大家さんの前で泣きました(笑)。そう考えると、お家が見つかった時が嬉しかったことの一つでもあります。また、仕事を初めてすぐの頃、職場の子たちの英語が理解できないことが多々あり毎日焦っていたことを覚えています。語学学校を卒業してからが本当の勝負と聞いていましたが、まさにその通りでした。ただ、めげずに毎日コミュニケーションを取っているうちにいつの間にか理解できるようになっていました。一番嬉しかったことは、ミュージカルのオーディションに受かった時と家族が公演を観にトロントまできてくれたことです。舞台ディレクターから合格の電話をもらった時は嬉しくて嬉しくて、それまで見ていた日常の景色がまったく違うものに見えたほどです。家族もとても喜んでくれて、忙しい中わざわざ日本から観に来てくれたことは一生の思い出です。もっともっと頑張らなきゃなと気合いが入りました。
ートロント滞在中に感じた日本との違いはありましたか?
やはり、モザイク都市と言われるだけあって様々な人種の方々が生活しており、日本では当たり前や常識だと思っていたことが通じないので、最初は戸惑うことも多々ありました。ただそれをネガティブにとらえるかポジティブにとらえるかは自分次第だなと思いました。型にはまらない自由な考え方ができる人が多いことにたくさん刺激を受けましたし、新鮮で楽しかったです。オーディションに関しては、日本と違ってモノローグ(映画や舞台の1シーンを抜粋した一人芝居)を必ず用意しなくてはいけないことが大きな違いでした。
ー今後の目標は何ですか?
トロントでの経験を生かしてアメリカでさらに芝居を学び、海外で活躍する女優になることが一番の目標です。
ー今後トロントへ渡航する人へメッセージをお願いします。
トロントでの生活は、行動力と考え方次第で人それぞれ全く違ったものになると思います。様々な人種の方が生活しているので異文化に戸惑うこともあると思いますが、それをすべてネガティブにとらえていたら、せっかくのトロント生活が台無しになってしまいます。どんな経験も人生の肥やしになると思ってポジティブに過ごすことができたら、何倍も何十倍もトロントという街を楽しめると思います!