カレッジ体験談
たくさんの出会いをくれる場所・カナダ
AOさん
学校名
George Brown College
通学期間
2020年1月 ~ 2021年6月
コース名
Early Childhood Education
日本の大学に在学中、交換留学でバンクーバーのカレッジに1年間留学しました。
それまではあまり海外に縁がなく自分が留学など考えてもいませんでしたが、せっかく得た貴重な機会だったので、ここでしかできないことを精一杯しようと動き回った1年でした。
その中でたくさんの人と出会い、自分の将来に対する考え方が少し変わったように思います。
カレッジには当時の自分と同じ20代前半世代からお子さんを持つ人まで幅広い年齢の人が通っていました。
また、現地に在住する日本人の方とも知り合い、みなさんカナダのカレッジや大学を卒業し現地の企業で働いていることを知りました。
それまで日本の小さい町で育った私には、家庭をもってから学校に通うこと、こんなにもたくさんの日本人がカナダで資格等を取り、海外で働いていることに衝撃を受けました。
その中でも、元々日本の大学で教育を専攻し児童英語教師を目指していた私にとって、カレッジを卒業して現地の保育園で先生をしていた方々との出会いが大きな影響になったと思います。
バンクーバーから帰国するのと同時に日本の大学を卒業し、「またカナダに行きたい」「今度は5年くらい住んでみたいな」という思いが生まれました。
その理由は、バンクーバーで生活する中で自分の思っていることをなかなか伝えることができなかった悔しさ、もっと世界中の人々と出会って様々な考え方を知りたいと思ったからです。
それから、海外で働いてみたいという憧れができたからでした。そこで、目標をカナダで保育士として働くことに決め、4年程日本で働きお金を貯めてワーキングホリデーで再びカナダに入国しました。
トロントを選んだ理由は、全く知らない町で新しいことを始めたかったからです。
ワーキングホリデー中にActiv8さんに相談をしてGeorge Brown College のEarly Childhood Education (ECE)進学までを手伝っていただきました。
GBCの英語の試験(Reading, Writing)を受け無事に合格し、2020年1月に入学をしました。
クラスメイトは多国籍で年齢層もかなり広く、ディスカッションの意見は様々な観点から話が広がりとてもおもしろかったです。
授業内で特に興味深かったのは、子どもや家族の境遇として難民、障害を持つ人、人種、LGBTQの要素がかなり深く取り扱われたことです。
カナダに魅力を感じる点の一つとしてDiversityが挙げられると思いますが、子どもの時からこの考え方に触れているのだなと気が付きました。
学校生活で少し残念だったのは、コロナの影響で最初の2か月以外全てオンラインクラスになったこと、保育園での実習が減ったことです。
しかし、そんな不測の事態の中でも学校や先生ができる限りの学習環境を整えてくれたことに感謝しています。
卒業した今は、最後に行った実習先の保育園で働いています。現地の大きな園で日々周りの先生方、子どもたちから学ぶことが多いです。クラスメイト達も多くが実習先で就職しています。
ワーホリ期間も含め2年半のカナダでの生活で、ネイティブの人と話をするのには勇気が必要だったり、こちらの考えをうまく伝えられなかったりすることも多かったです。
しかし、言葉に詰まる私の話を最後まで聞いてくれることがとても嬉しく、もっと英語の勉強をがんばろうというモチベーションにも繋がりました。
留学において語学力を伸ばしたいと思うことはとても大切で留学の大きな目的の一つだと思いますが、これまで自分が持ち合わせていなかった考え方、価値観に出会えることが私は何よりの財産になると思っています。
カレッジに通うことができて英語や専攻した教育学を学ぶだけでなく、より深いテーマで話をしたり、グループ課題をしたりする中で人とコミュニケーションを取る楽しさやおもしろさが増しました。
6年前バンクーバーで出会った方々のように今度は自分が海外で働くことができるようになり、一つ目標を達成できたなと嬉しく思っています。
カナダに来たからこそ、そしてカレッジに進学し同じ分野に興味をもつ人との出会いに感化された結果だと思います。
これからカレッジ進学を考えていらっしゃる方の参考になれば幸いです。