【カナダ学生ビザ・ポスグラ(PGWP)】重要な変更事項が発表されました。

学生ビザ、配偶者Work Permit取得条件、PGWP申請条件などの変更

202401IRCCニュース

2024年1月22日にIRCC(カナダ移民省)より発表された情報

今朝私達もニュースを聞いて驚いていたのですが、カレッジ留学生にとって非常に重要な変更事項の発表が沢山ありました。

今後、もしかしたら制限が緩和されたり、再度変更になったりはあるかもしれませんが、現時点では以下のような変更事項が挙げられています。

※発表されたばかりでまだ不透明な箇所もあります。現在分かっている情報のみを取り急ぎお知らせ致します。

※2024年1月22日に掲載した記事をアップデートしてお届けしております。
後半に追記情報もありますので最後までお読み頂くことをお勧めします。

 

↓2024年3月27日以降の続報はこちらから↓


●2年間、学生ビザ(Study Permit)発給数の上限を設けます
2024年の上限は360,000となります。これは前年2023年比で35%減、オンタリオ州は50%以上減となる見込みです。

現在Study Permitをお持ちの場合の延長申請への影響はないと言われています。

●2024年9月以降、公立カレッジのプログラムを私立カレッジキャンパスで受講するスタイルの私立‐公立提携プログラム卒業生はPGWP申請対象外となります。

●PGWPの期間はプログラムの長さによって決定されていましたが、修士号や短期のGraduate 大学院修士レベルプログラム(2024年1月24日 IRCCサイト更新) 卒業者は、プログラム期間にかかわらず3年間のPGWP申請が可能となる予定です。

配偶者Work Permitの発給は、修士号や博士号プログラム受講者のみに限定されます。

<↓↓2024年1月24日追記↓↓>

1月22日以降に学生ビザを申請する方は、申請時に州政府認証レター(Attestation Letter)提出が必要となります。

但し、現在州政府認証レターの要綱等の発表はまだなく、2024年3月31日を期日とし、各州政府が定める予定となっています。

Attestation Letterを付けずに申請した学生ビザアプリケーションは返却され、ビザ発給代金も返金されるとの事です。

 

★IRCCのニュースリリースページ★
Canada to stabilize growth and decrease number of new international student permits issued to approximately 360,000 for 2024 – Canada.ca

★参考にしたニュース記事★
Ottawa announces two-year cap on international student visas | National Post

 

<2024年1月26日追記>オンタリオ州発表

1月26日、オンタリオ州政府より発表がありました

「オンタリオ州では、ポストセカンダリー(高校卒業以降に受けられる)プログラムにおける健全性の改善と、重要な分野での雇用を促進するようアクションを起こします」という内容です。

具体的に挙げられている内容は以下の通り。

<カレッジと大学に関して>

・ポストセカンダリープログラムの質が、オンタリオ州の労働市場の需要を満たすものとなるよう見直しする。

・学生が卒業後にオンタリオ州で生活出来るよう、提供されているプログラムが州の労働市場のニーズを満たしていることを確認する。

新たな(原文では”new”という表現です)公立カレッジと私立カレッジのパートナーシップ(PPP)を一時停止し、監視メカニズムの強化、既存のパートナーシップの質を確保する為の更なる取り組みを行う。

卒業生への成績調査への回答率を向上させる対策を実施する。

・全ての教育機関に、留学生の住居確保(の為のサポート提供など?)を保証させる。

<私立カレッジに関して>
※原文では”Career College”とありますが、上の”College”と比較して「私立カレッジ」の事と解釈しています。

・データ管理の強化、文書化プロセス、コンプライアンス調査の有効性など、キャリアカレッジの監督を強化
懸念や苦情に関してタイムリーに対処出来るよう努める。

 

Attestation Letterについては特に発表はありませんでした。

 

★オンタリオ州政府のニュースリリースページ★
Ontario Taking Action to Improve Integrity of Postsecondary Education and Promote Employment in Critical Sectors | Ontario Newsroom

 

<2024年1月30日追記>ブリティッシュコロンビア州発表

1月29日には、ブリティッシュコロンビア州政府からも発表がありました
2026年2月まで留学生受け入れを前提とするポストセカンダリー教育機関の開校をストップする、

私立カレッジのコンプライアンスと執行を強化する、などの内容が発表されました。

 

★ブリティッシュコロンビア州政府のニュースリリースページ★

https://news.gov.bc.ca/releases/2024PSFS0002-000094

 

<2024年3月1日追記>ブリティッシュコロンビア州Attestation Letter続報

3月1日、ブリティッシュコロンビア州政府よりAttestation Letterに関する続報が発表されました。

1)Attestation letter システム (PAL):2024年3月4日 (月) 開始
2)学生ビザ申請枠: 97,000件/2023年→83,000/2024年(ブリティッシュコロンビア州)

 

<ブリティッシュコロンビア州 Attestation Letter発行の流れ>

バンクーバーにある学校の方にお伺いした情報です!

学校お申込み後は以下のような流れで手続きが進むようです。

基本的に学校が行う作業が追加されるのみで、特に生徒様側に複雑な手続きが発生するわけではなさそうです。

①学校が専用のポータルにログインする
②Cap(上限数)に達しているか、達していないかを確認する
③達していない場合、学校がAttestation Letterを発行する
④学校がエージェントにAttestation Letterを送付→エージェントから生徒様へ送付
⑤生徒様(代行を依頼する場合はコンサルタント)が学生ビザ申請をする

 

★ブリティッシュコロンビア州政府のニュースリリースページ★

https://news.gov.bc.ca/releases/2024PSFS0006-000270

 

カナダ国旗

今回の変更により、プラン変更を余儀なくされる方もいらっしゃると思います。

私達エージェントとしても非常にショッキングな発表でした。

今後、引き続き各方面のへ詳細の確認等進めてまいります。

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