体験談

カレッジ体験談

カレッジでの経験

Yukaさん

学校名

Seneca College

通学期間

2017年1月 ~ 2018年8月

コース名

Computer Networking and Technical Support

私は現在、Seneca collegeのComputer Networking and Technical Supportという2年間のコースを受講しています。

一度カナダにはワーキングホリデーで一年間滞在したことがあったのですが、カナダ特有の多種多様な人種、文化が入り混じる多国籍なカルチャーやカナダ人のあたたかさに惹かれて、帰国してからもいつかまたカナダに戻って来たいと思うようになりました。

ワーキングホリデービザは一度使ってしまったので、今後カナダに長期で住むためにどんなビザがあるのかカウンセラーさんに相談させてもらったところ、その答えが学生ビザでした。カレッジを卒業するとワークビザが3年間おり、またそれが永住権に繋がる第一歩になるということでカレッジへの進学は、私にとってカナダに戻ってくるための手段でした。

せっかくカレッジで勉強するのなら、カナダで就職することも加味して、就職率も安定していて、将来的に役立つ技術的な分野がいいと思い、IT関連のコースにしました。

以前日本で働いていた企業では電話機のシステムの設定や、お客さん向けのソフトウェアの導入など少しだけITに関わる機会があったので、その分野の理解を深めたいという思いもありました。

カレッジに入学するためには、最低限の英語スコアの証明をすることが必要です。私はIELTSを独学で勉強しました。仕事帰りの電車の中や休日の空き時間を利用して、IELTSの参考書を何冊か勉強したり、試験の直前にはオンラインの格安英会話を利用して、スピーキングの練習をしました。

最初に受けたIELTSの試験では、リーディングが基準値に満たずにもう一度受けなくてはいけなくなりました。IELTSのリーディングは時間が充分になく、問題数も多く特殊なので、「スキャニング」や「スキミング」という部分的にのみ読解していくという解き方を自分なりに攻略しました。

IELTSは受講料も決して安くは無いですし、カレッジの資金を貯めながらだったので緊張感もありましたが、なんとか入学に必要なスコアをとることができました。

カレッジでは、シェルスクリプトと言われるLinuxや, Powershell, SQL,サーバーオペレーティングシステムのWindows serverなど専門的なコースを初め、ケーブルを実際に使って、パソコンに回線を接続したりと実践的なクラスもありました。ほかにもIPアドレスをバイナリー方式に変換して、PC向けのIPアドレスの計算するなど、この先一生勉強することはないであろう少しマニアックなクラスもありました。(笑)課題も多く、大変だと思うこともありましたが、自分だけじゃなくほとんどのクラスメートがこの分野の未経験者で、一から学ぼうという人が多かったことに何よりも元気づけられました。

もちろん全ての授業は英語で行われるので、最初はまず英語で教材を読むことや、問題を理解することなど、基本的なところでつまずくことがありました。

初めは質問することに躊躇することもあったのですが、「学ぶ為に学校に来ているのだから、わからないのは当たり前だ」と途中から前向きに考え方をシフトして、授業後に教授に質問をするなど積極的に行動しました。すると、質問することによって、教授にもやる気を伝えられたり、その後、教授からも授業中に気にかけてもらえるようになりました。

カナダのカレッジは、日本に比べても、自由で、教授ともすごく距離が近い感じがします。他にもいろんな国からの留学生もたくさんいて、毎日気づきが多く、考え方の違いが垣間見れたりするのも、ここ、カナダで勉強することの醍醐味だと思います。

最初は苦労していた英語での授業も、次第に毎日英語に触れることで理解することができるようになり、英語力も大幅に上達したと思います。

今では、学校自体を楽しむ余裕が生まれたことが、このカレッジ生活を通しての大きな収穫だと実感しています。

カレッジに行くという決断は、勇気のいることですし、勉強が大変だったり、苦労することもあると思います。でも英語を使いながら、自分の興味がある分野を学べることは、語学学校とは違うカレッジならではの利点だと思います。

またカレッジに行くことで、ワークビザが取得できたり、将来の選択肢の幅が広がるなど、得られるものはとても大きいです。

 

卒業まであと残すところあと4ヶ月となったので、カレッジで学んだことを活かして就職するのが今から楽しみです。

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