【カウンセラーのひとり言】カナダで「マンションに住んでる」というと、爆笑される!?
投稿日:2020年11月4日(水)
更新日:2023年10月6日(金)
どこの馬の骨か分からない私に、家を貸してくれるトロント!
海外生活を始めるときには、沢山の心配事がありますよね。
知らない国で言葉はどうしたらいいのだろうか、、、
お金はどれくらい必要なんだろうか、、、
そしてやはりみんな気になるのが、住むところはどうしたらいいんだろうか、、、ではないでしょうか?
私は日本でも一人暮らしをしたことが無かったので、渡航前にはやはりこの部分がかなり気になりました。
海外生活を始めるときにはまずはホームステイからが定番ですよね。
私も王道のホームステイから海外生活を始めましたが、果たしてその後に住むところは保証人もいない私に貸してくれるのか?など心配でした。
当たり前ですが、留学当初は皆さんどこの馬の骨か分からない人です。
それはそうですよね、多くの留学生は単身でほぼ誰も知らない新しい土地での新生活なんですから!
例外なく私もそうでした!
だから今回の記事はあの時の私と同じような不安をお持ちの皆さんが、少しでも安心出来る情報盛りだくさん!
トロントで留学生の皆さんの一般的なお部屋事情から、各おうち/お部屋の種類、そして家賃ってどれくらい、どうやって契約するの?と気になる住まいについてご紹介します♪
※こちらの記事内で日本円での表示価格は1ドル100円換算でのご案内です。
■まずはおうち/お部屋の種類を知ろう!
お部屋探しや契約する方法の前に、まず知らなければいけないのは勿論おうち/お部屋の種類!
日本でも一軒家、アパート、マンション、その中にワンルームや1DKなどいろいろな呼び名がありますよね。
考え方はカナダでも同じです、ここではカナダでの各名称をご案内します。
トロントでのホームステイをご希望の方は、こちらのページよりお申し込みいただけましたら、アクティベイト留学センターでお手配も可能です。
◆おうちの種類
●ディタッチドハウス (Detouched House)
Photo:Home2LiveArealestate.
壁が隣の家などと接していない、独立した一軒家を指します。
●セミディタッチドハウス(Semi-Detouched House)
Photo:Livabl
一つの壁を隣の家と共有している一軒家を指します。
二軒が繋がっている一軒家です。
●タウンハウス(Townhouse)
Photo:SimpleShowing
いくつもの家が繋がっている集合住宅を指します。
端の家で無い限り、両隣と壁を共有しています。
完全に所有者が管理をするタイプのタウンハウスと、共益費を支払いメンテナンスを管理会社が行うタイプに分かれます。
●コンドミニアム(Condominium)
日本で言うマンションを指します。
通常カナダ人も略して「コンド」と呼びます。
カナダのコンドは、殆どの場合部屋の所有者は個人であり業者ではありません。
しかしメンテナンスはタウンハウスと同じく、共益費を支払うことで管理会社が行います。
●アパート(Apartment)
Photo:Commercial Real Estate
日本でも同じくアパートやコーポなどにあたります。
アパートは個人所有ではなく管理会社に所有権がある為、通常は共益費の支払いはありません。
余談英語でもマンション(Mansion)は単語としては存在します。
しかし“I lived in a mansion in Japan.” とお友達に言うと、爆笑されるか驚愕されてしまう んです!
Mansionとは英語で『大きな邸宅』を意味し、お城のような大邸宅が連想されます。
「私は日本ではお城のような豪邸に住んでたのよ!」と言っているという訳です。
日本のマンションを意味したい場合は、”I lived in a condo”と伝えて下さいね。
◆お部屋のタイプ
おうちのタイプが分かったら、次はお部屋(間取り)の種類とトロントでの平均的な家賃をご紹介しますね。
●スタジオ (Studio)/バチェラー (Bachelor) 月$1,100~ (10万1000円~)
スタジオとバチェラーは日本のワンルームにあたります。
一つの部屋の中に、キッチン、寝室兼リビングが全てあり、小さなバスルーム(お手洗いとお風呂)があります。
●1ベッドルーム(1Bedroom) 月$1,600~ (16万円~)
リビングルームとキッチンエリア+1つ寝室があるお部屋タイプです。
寝室数によって2ベッドルーム、3ベッドルームのように名称が変わります。
余談●ベースメント (Basement)
半地下にある部屋で、1ベッドルームベースメントなどのように部屋数と共に言われます。
日本では地下室に住むことなんて聞いたことないですし、なんか薄暗くて怖い。。。というイメージかもしれません。
昨年のアカデミー賞を獲得した『パラサイト』という映画でも、地下に暮らす生活が非常に貧しく書かれていましたよね。。。
しかしカナダでは戸建てでもアパートでも半地下に部屋やバスルーム、リビングルーム、時にはキッチンがあることは一般的です。
最近のベースメントは天井も高く窓も大きい為、地下でもしっかりと光が入り明るく設計されています。
そしてこのベースメントを貸し出している場合が多く、一軒家でも地上階と地下は違う家族が住んでいるなども珍しくありません。
玄関も専用のものがある場合が多い為、プライベート空間で安く住みたい留学生にも実は人気なんです!
Photo:manored
■留学生に人気のシェアハウスとは?
トロントの不動産マーケット価格は現在上がる一方です。
トロントで夢のマイホームと思っても、価格が1ミリオンドル(1億円)ということもあまり大げさでは無いんです。
残念ながら、バチェラーや1ベッドルームでも上記のように家賃が非常に高いのが現状です。
留学の資金的に考えて、固定費である家賃は出来るだけ安く抑えたいですよね。。。
そんな時には「シェアハウス」をおススメします!
シェアハウスでは一軒家やコンドのリビングルームやキッチン、バスルームは共同で使用し、一部屋個室を貸りることが出来ます。
家賃も$600(6万円~)~とお手ごろです。
実際に留学生だけではなく、カナダの若者の多くもこのシェアハウスに住んでいるので、節約だけではなくお友達作りにもおススメです。
とは言え、国籍も言葉も文化も時に性別も違う他人が一つ屋根の下で暮らすので、ルールの確認や他者への配慮は常に必要ですね。
シェアハウス良かった!悪かった!こと良かったこと
●家賃の節約が出来る!
●シェアメイトと家族のようになった。
●自分では住めないような一軒家に住めたので、庭でBBQが出来た。
●コンドの施設が使えて、ジムやプールが利用出来た。
●カナダ人のシェアメイトに英語を教えてもらえた。
●家具やインターネット付きなので要らない出費が無く、すぐに生活出来た。
悪かったこと
●誰も共同エリアの掃除をせず、いつも自分がする羽目になった。
●シェアメイトと仲が悪く家に帰りたくなかった。
●冷蔵庫などの自分の買ったものがよく無くなった。
●朝や夜にバスルームが混みあって大変だった。
■シェアハウスを契約しよう!
ここではトロントでのシェアハウスの契約の仕方をご案内しますね!
まず通常シェアハウスで物件を探す場合は、日本のように不動産屋などの仲介は通さず個人で行います。
その為、礼金などは勿論必要がありませんが、良い物件なのかどうかをしっかりと自分で見極める必要があります。
◆契約までの流れ
①クラシファイドなどで物件を検索する。
【注意するべき項目】
家具付きなのか?
インターネットや光熱費は含まれているのか?
契約期間は最低何か月なのか?
入居日はいつか?
②良い物件を見つけたら、すぐに指定の方法で連絡。
掲載されている情報をしっかりと見て、連絡方法はメールなのか、電話なのかなどを確認しましょう。
第一印象は大事です。英語が上手くなくても大丈夫ですが、失礼にならないように気を付けましょう!
【連絡時に伝えること】
名前や募集要項によっては性別や職業。(名前以外は必須ではありません。)
どこに投稿されていた情報を見て、連絡をしたか。
内見をしたいことを告げ、希望の日時を数個伝える。
英語だとこんな感じ。
Hi, my name is Mayumi, and I am interested in your room which you posted on e-maple.
I’d love to take a look if possible.
I’m usually free anytime after 3. Looking forward to hearing from you.
③連絡が来たら、見学へ。
見学に行く際は一人ではなく出来るだけ誰かと行くようにしましょう。
誰かと行くことで安全面は勿論、一人だと見逃しがちな点もあるので相談もできますよね!
※誰か連れて行くときには、一応先にその旨を伝えておき大勢で行くのは避けて下さいね。
【見学時にチェックしたいこと】
家賃に含まれているものは何か?
キッチン用品や掃除用品などは利用してもいいのか?
掃除は誰がどういったルールで行うのか?
最低契約期間はあるのか?
友達が遊びに来ても良いのか?
入居日・引っ越し日の確認
※既に投稿されている情報でも、再度確認することがお勧めです!
④気に入ったらデポジット(前金)を払って契約。
気に入ったら、即デポジットと呼ばれる前金を払って契約をしましょう。
一般的にはデポジットもしくは最後の月+最初の月の家賃を支払い契約完了となるのが一般的です。
保証人も何も必要ない!だから留学生でも簡単に契約が出来るんです♪
デポジットも家賃1か月分と同額ということが通例ですので、家賃2か月分を用意して行くとスムーズです。
※家賃は現金もしくはカナダ国内の銀行送金しか受け付けていない大家さんが多いです。
お金を支払ったときは、後々のトラブルを避けるため領収証をもらうようにしましょう!
【ワンポイントアドバイス】
カナダ、特にトロントは地震や台風などの自然災害が殆どない街です。
その為古くからの家が多く、屋内の壁に少し亀裂があるなんてことも!
日本のように綺麗なワンルームやシステムキッチンなどを想像していると、びっくりします。
自分の譲れない条件に順番を付け、住めそう!と思ったら契約することがおススメ!
次も見たいからKeepと思っていると、すごい早さで他の人に取られてしまいますよ。
そして写真が付いていても必ず見学をして、実際の家を見てから契約をするようにして下さい。
また会ってもいないのに、一部でもお金を支払うことは絶対にやめましょう!
■シェアハウスは留学生にとって神!?
留学前は実家にしか住んだことが無い私は「他人と住むなんて考えられない!」と思っていました。
でも留学すると友達どころか知り合いゼロ、情報ゼロなんですよね。。。
そんな時シェアハウスって神なのでは・・・?と気が付きました!
だって、友達ができて情報ももらえる一石二鳥もしくはもっともっとお得な場所なんです。
カルチャーショックを受けることは沢山あると思いますが、それが留学の醍醐味です。
知らないことを勝手に「嫌だ」と思わず、是非是非色々な挑戦をしてみて下さいね!
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