どこかで必ず歓喜が起こる、カナダでの世界的イベント観戦！

写真：https://olympics.com/tokyo-2020/ja/

 

新型コロナウイルス感染症の影響により、オリンピック・パラリンピックの開催を延期せざるを得なくなるとい前代未聞の事態となった昨年。

そして「１年後なら大丈夫だろう！」と思っていたら、まだまだ楽観視が出来ない状況の今年。

そんな中でのオリンピック、パラリンピックの開催には、皆さんもご存じの通り大きく賛否が分かれました。

私は現在カナダに住んでいる為、日本在住の方の恐怖もしくは楽しみの気持ちを正確に感じることは出来ません。

ですので、開催が良かったのか悪かったのかは分かりませんが、しかしもう始まった以上思いっきり楽しもうと思っています！

そんな中で開催国の意地というか強みと言うか、何よりも選手の努力で日本人の方の活躍が日々追いつかない程流れ、スケジュールも気持ちもついていけない程です。

今回はそんな私の母国日本ではなく、カナダという視点からオリンピック、パラリンピックの私の注目選手、競技をお話してみようと思います！

そして多文化が集まるトロントならではの、スポーツなどの世界大会中の街の様子をご紹介します。

 

■2020年開催の場合カナダの参加は無かった！

カナダは昨年3月22日、日本がオリンピックの延期を発表する前に「2020年の開催日程でオリンピック・パラリンピックが行われる場合には選手団を派遣しない」という表明をしていました。

しかし今年（2021年5月）には、「安全に開催されることを確信している」と声明を出し、オリンピック・パラリンピックへの参加を宣言しました。

やはり滞在国が参加しないオリンピックは少し寂しく感じていたので、カナダが最終的には参加を決定してくれて個人的にはとても嬉しかったです！

 

■Mayumiのオリンピック・パラリンピックの注目選手・競技

 ●カナダの注目選手

オリンピック選手
アンドレ・ドグラス (Andre De Grasse)

トロントから少し北に位置するマーカム出身で、200ｍの現カナダの記録保持者。

前回のリオデジャネイロオリンピックで200ｍで銀メダル、リレーで銅メダルを獲得したドグラス選手。

今回のオリンピックでも最も注目されていた選手の一人です。

8月1日に行われた100ｍでも見事銅メダルに輝きました。

そして8月4日に200mで見事金メダルを獲得しました！

これからの活躍にも期待です！！

写真：https://olympics.com/

パラリンピック選手

レニー・フッセル（Renee Foessel）

トロントから北西に位置するオレンジビル出身で、F38円盤投げの世界保持者。

2015年にはトロントで行われた、the Parapan American Gamesで金（円盤投げ）、銀（砲丸投げ）、銅（やり投げ）全てのメダルを取る快挙を果たしました。

東京パラリンピックでは8月28日の陸上競技に出場予定です。

写真：https://paralympic.ca/team-canada/

 ●カナダの注目の競技

オリンピック
女子サッカー

日本でも2011年のワールドカップ優勝を機に人気が集まる女子サッカーですが、実は女子サッカー界ではカナダはかなりのハイレベルな国なんです。

そして今回のオリンピックでもその強さを見せてくれています。

８月2日の宿敵アメリカ戦を見事に制して、8月6日午前11時~（日本時間）の決勝へ進むことが決まりました！！！

相手はFIFAランキングで格上のスウェーデン！

トロントでも起きていられる時間なので、私も応援しようと思っています！

写真：https://www.cbc.ca/

■現在のカナダのメダル数

8月4日現在カナダのメダル獲得数は15個です。

金メダル：4
銀メダル：4
銅メダル：7

■カナダ留学中でテレビが無い！という方でも見られます！

カナダのCBCではオリンピックを無料で放送しています。

インターネット上で見られるので、お目当ての競技の日程をチェックしてこちらのリンクからどうぞ！

■世界大会が行われている最中の多民族文化の街、トロントの様子

多民族文化のトロントでは、今回のようなオリンピックを始め、ワールドカップなどの世界選手権の際には日本とは異なった雰囲気を街で味わうことが出来ます。

カナダの選手を応援する人が多いことは勿論ですが、トロントには沢山の人種がいる為、どこの国が試合をしていても街中が盛り上がります！

トロント中に色々なエスニックタウンが点在する為、勝利を収めた国のエスニックタウンではお祭り騒ぎになることも珍しくありません。

記憶に新しい今年のサッカー欧州選手権ではイタリアが優勝しました。

街にはイタリアの国旗を掲げた車がクラクションを鳴らしながら走り、そしてリトルイタリーには人が集まり勝利を祝っている姿が見られました。

そして私達日本人の様な少数派の民族でも、カナダでは遠慮なく応援が出来ますよ！

随分前の話ですが、日本人が私しか居ないパブで友人とサッカーのワールドカップの日本vsパラグアイ戦のPK戦を見ていました。

恐らくパラグアイ人の方が誰も居なかった事から、私の周りの人達がみんな一緒になって日本を応援してくれたんです。

残念ながら、結果はPKによって日本は負けてしまいましたが、その時は沢山の初対面の人達が私に乾杯をしに来てくれました。

あの頃はまだトロント初心者だった私ですが、今となると本当に人懐っこくて、そして多文化をすぐに受け入れてくれるトロントらしいエピソードだな！と思います。

オリンピックは残りあと数日になりましたが、パラリンピックはこれからです！

留学中、留学前の皆さんもカナダ選手に注目して、カナダのお友達と話題にしてみて下さいね。