【カナダ高校留学】費用・学年の数え方・語学力の心配…よくある質問8選 & リアルな高校留学体験談
投稿日:2025年2月28日(金)
更新日:2025年4月3日(木)
約42万円の奨学金あり!
カナダのハイスクールで単位修得・卒業留学・大学進学
近年人気のあるカナダ親子留学の選択肢でもある高校正規留学・短期高校留学。
学校の特徴や学費は、各校のサイトなどを調べれば分かりますが、
「実際はどうなの?」
というところを、まとめて詳しく説明しているサイトはあまりないように思います。
そこで、今回はカナダ高校留学のよくある質問に詳しくお答えていきます!
●質問1.現在日本で高校2年生、カナダ留学時の学年はどうなる?
カナダの学年は”Grade (Gr)”で表します。Grade 9 ~ Grade12の4年間が高校期間にあたります。
カナダの高校は9月から新たな学年がスタートします。
誕生月によって入る学年が異なります。
●2009年1~12月に生まれた人:2025年9月からGrade 11
●2008年1~12月に生まれた人:2025年9月からGrade 12
新しい学年が4月から開始する日本では、1~3月に生まれた人を「早生まれ」と呼ぶこともありますね。
カナダでは9~12月に生まれた人がこの「早生まれ」にあたる感覚です。
上記の例でいくと、2008年12月に生まれた人は日本では2025年4月から高校2年生になります。
しかし、カナダの数え方では、2025年9月からは高校3年生と同じ学年にあたるGrade12を開始します。
学年を半年スキップするというイメージです。
下記項目でも解説しますが、目的や目標に応じて、あえて学年を落としてGrade11から開始することも可能です。
●質問2.時間割はどんな感じ?
日本の高校では、1年間(3学期制が一般的)かけて複数の教科の授業を満遍なく受講しますね。
毎日時間割が異なり、1コマの時間数は50分と短めです。
カナダの高校は2学期のセメスター制を取っていることが多く、1学期(約5ヶ月)間に4教科(コース)だけ選択して受けます。
授業を受ける順番が多少入れ替わることはあるものの、原則毎日同じ教科を受講します。
A, B, C, Dの4教科を取るとして、下記イメージのような単調なスケジュールになることも…。
うわっ、飽きそう!
一般的に1コマ70分で、日本の高校の授業より長いです。
つまり、好きでもない教科を取ってしまうとかなり辛いことに…。
学校都合で選べない場合は仕方がないですが、慎重に選択したいところです。
●質問3.英語での授業、ついていける?
留学生の受け入れを行っている学校は、私立でも公立でも、留学生用のESLコースを用意しています。
最初にレベルチェックを行い、学生のレベルに合ったところからスタートします。
英語教科に関しては、語学レベルが十分に高い場合はESL受講をスキップ出来ます。
英語以外の教科に関しては、
・(日本の高校との兼ね合いで)単位修得が必要なのか
・(日本の高校との兼ね合いや大学進学の為に)単位修得はもちろん成績も重要なのか
・最終的にカナダで高校を卒業する【卒業留学】なのか
・進学もカナダやアメリカなど北米で目指す【海外大学進学】なのか
目的や目標に応じて、選択する教科やレベルが変わってきます。
例えば、本来ならGrade 11の数学を受けるところ、Grade10の数学からスタートするということも可能です。
単位さえ取れたら良いのであれば、日本で学習済みのGrade11を受講するというのも方法です。
授業中の自習が多め、課題が少なめのゆる~い教科を選択しても良いです。
しかしながら、大学進学の為いずれはGrade12の数学の単位が必要な場合、単位修得が後ろにずれ込み、その分大学進学が遅くなるということにはなるでしょう。
つまり、
英語での授業には、ついていきやすそうなコースを取ればついていけます!
ですが、卒業や進学を早める為にレベルの高いコースを受講したい場合は、事前に英語力を上げておく必要があります。
そして、予習復習や課題提出、成績維持も一筋縄ではいかない、という覚悟は必要です。
●質問4.カナダ人と仲良くなれる?
留学生の永遠の課題ですね。
こちらに関しては、自分自身がどれだけ行動範囲を広げられるかがカギ。
学校だけが友達作りの場所ではないということを念頭に置いておくと良いでしょう。
弊社でお世話をしていた、または現在サポート中の高校生の皆さんはこんな感じです。
『質問3.英語での授業、ついていける?』にも関係する体験談をいくつかご紹介します。
【1年間留学していた高校生の例】
Aさん:
ホッケーが大好き!日本でもプレーしていたので、現地トロントのチームのトライアウトに何度もチャレンジ。
残念ながら条件が合わなかったりでチームに入ることは出来ませんでしたが、色んなチームでプレーが出来たのは良い経験だったと前向きに捉えていました。
そして、学校のチームのトライアウトにも挑戦して見事合格しました。また、ホームステイ先の近所で見つけた、ママさんバレー的なホッケーチームにも積極的に登録。
そこで出会ったチームメイトから他のチームの試合にも誘われたりして、留学期間後半は週2-3回ホッケーをプレーする、ほぼホッケー留学となりました。
当然どこでも英語でのコミュニケーションが必要で、同年代~年上、幅広い層のカナダ人の友達が出来ていましたよ!
学校に関しては、彼女の場合は単位は落とさなければOKの精神で、ストレスにならない、比較的授業内容が簡単な教科を選択していました。
Bくん:
オンタリオ州でも田舎の学区に高校留学。30分に1本しかバスが来ないような、わりと辺鄙なところでホームステイをしていました。
遊びに行けるのは小さなショッピングモールとチェーンのコーヒー屋さんくらい。
たまたまお試しした近所のジムで諸事情により1年契約をする事になり、元を取る為にほぼ毎日ジム通い。そこで出会った他の学校の高校生や留学生たちとも仲良くなりました。
学校でも、授業が一緒になる友達と関わるだけでなく、放課後のバスケチームや、音楽の授業でたまたま始めた楽器演奏への興味からブラスバンドにも参加し、色んなところで友達の輪を広げていきました。
自主的に始めた英語で日記を書く日課も留学最終日まで続けました。それを毎日添削してくれるカナダ人の友人も出来ました。
彼の場合は休学留学だった為単位修得が最重要ではなかったものの、将来的に大学進学にも必要な理数系の教科に絞って、せっかくなら頑張りたいと成績も意識しながら通学していました。
【卒業留学2学期目の高校生の例】
Cさん:
同じくかなり田舎の学区に高校留学中。最初は学校になじめず友達も出来ない毎日に少しふさぎ込んでいました。
好きなバレーボールをプレーしたくて学校へ尋ねたところ、彼女の年齢で入部出来るチームはなかったものの、学校外のチームを紹介してもらって校外でバレーを始めました。
それから少しずつ友達も出来、学校内でも積極的になって楽しくなりました。
それでもやはり田舎は退屈なので、もっと都会の学区へ転校したいという希望もありました。
諸事情があり今の学区に留まることに決めた今、街の規模が小さくて行くところが決まっていることもあり、行く先々で”顔なじみ”になって、コーヒーショップでもコンビニでもSmall Talkが出来るように。
それがどんどん自信に繋がっています。トロントのような都会の大きな学区ではこういう経験は出来なかったかも…と語ってくれました。
学校の都合で希望していた教科が取れなくなり、自分で交渉(エライ!)に行く努力もむなしく、結局希望外の教科を取っている現在。
しかし、ゆるい授業なので、隙間時間に自分が必要なTOEFLやIELTSの自習をしたり、ポジティブに、今ある物、環境下で楽しむというスキルも身に付けたようです。
※上記例は、個人の特定を避ける為に一部情報を加工しております。
最終的にカナダ人のお友達も出来て満足して帰国される方が多いですが、全員が最初から順風満帆で、何の問題もなく楽しく過ごしていたわけではありません。
そこに辿り着くまでに、沢山もがいて苦しんで、少しずつ自分の中のスタンダードとの折り合いをつけ、辛いことも気に入らないこともポジティブに捉えられるようになった…その過程に、皆さんの精神的な成長も感じる日々です。
殆どの高校生が、カナダへ留学してみて、自分がいかに日本で保護者や学校に守られながら生活してきていたかということに気が付き、困ったら自主的に働きかけなければどうにもならない環境の中で大きく前進していきます。
高校留学を終えた学生さんの保護者の方から頂いた、「色々あった1年間、人生100年と言われていますが、この1年は100分の1ではなく100分の30位、いやそれ以上かもしれません。」というコメントがとても印象に残っています。
●質問5.公立・私立の違いって何?
・進学相談
公立高校にも私立高校にも、進学のためのアドバイザー/カウンセラーがいます。
しかしながら、生徒数の多い公立高校では、残念ながら一人ひとりの生徒にそれほど時間をかけてもらえないのが実情。
カナダやアメリカの名門大学進学を目指している場合、希望大学・学部を目指す為にどの教科を取れば良いのか、成績はどの程度必要なのか、どのような対策が必要なのか…細かいアドバイスは望めません。
その点は、少人数制を取っている私立高校のほうが勝っています。
・学生の国籍や傾向など
私立高校は、大学進学を目的に通学する留学生や移民の子ども達が多くなる傾向にあります。
一概には言えませんが、アジア圏の経済的に余裕のある家庭の子ども達が通学していることが多いです。
カナダ人にとって公立高校は授業料免除となる=誰でも入学出来る為、中には素行の悪い生徒も混じっています。
大学進学したい子も勉強が嫌いな子も、良くも悪くも一緒くたです。
その為、特に「大学進学」を重要視する家庭では私立高校を選ぶのが一般的です。
また、移民の多いトロント・トロント近郊では特に公立高校も様々なバックグラウンドを持った生徒が通学しています。
そんな環境だからこそ、日本から来た留学生という理由で浮いてしまう可能性は低いと言えます。
●質問6.公立・私立、授業料などの学費も異なる?
留学生用の授業料が適用されます。
公立高校の例、トロント教育委員会(Toronto District School Board)の場合、2025-2026年の授業料は2学期間$17,000(約178万5千円)です。
私立高校の場合は様々ですが、授業料は2学期間$20,000(約210万円)以上であることが多く、$30,000(約315万円)近くすることもあります。
※1カナダドル=105円換算
また、授業料以外に、申込金や保険加入料、私立の場合はユニフォーム代などが別途かかります。
さらに、ホームステイ・学生寮などの滞在費用、未成年の渡航・滞在となる為カストディアン費用も準備が必要です。
●質問7.入学は9月だけ?休暇は?
カレッジや大学と同じく、開始は9月からというのが一般的です。
クリスマスと年末年始の冬休みを挟んだ後、翌年1月に学期末試験が行われ、2月に2学期目が開始します。
この2月の2学期目からの入学も受け入れている高校が多いです。
なお、6月の学期末試験後、7~8月は夏季休暇となります。(※)
※夏季休暇期間に休み返上で単位を修得する方法もあります。
●質問8.学生ビザは必要?
1-2タームだけ、1セメスターだけ、などの短期留学を除き必要とお考えください。
但し、学生ビザ申請の為のPAL/TAL(※)発行は不要です。
カナダの学生ビザ申請時には、学校からの入学許可証 (LOA) に加え、PAL/TALの提出が必要となっています。(カナダ国内で要件を満たしている場合免除)
各州・各教育機関ごとに上限数がありますが、具体的な数は公表はされていません。
しかしこのPAL/TAL、Grade 12までの学生の場合は発行の必要がありません!つまり、受入数の上限がないということになります。
詳しくはIRCC(カナダ移民省)のページでご確認ください。
●おススメ!最新の私立高校:ILAC International High Schoolとは
ここまでカナダの高校について解説してきましたが、日本の高校とはかなり異なりますね。
違いを知った上でも、やっぱり「カナダ高校留学、本当に大丈夫かな?」と心配な方に朗報です!
カナダ最大級の語学学校・私立カレッジを持つILACグループが高校を開校しました。
その特徴とは・・・
1:世界中の留学生の為に2024年9月に開校したばかりのオンタリオ州認定高校。
※Grade 9-12に対応。
2:学生の殆どが留学生で国際色豊か。カナダ人や文化との交流も。
色んなアクセントの英語が飛び交う中で、英語力だけでなく、カナダで生活していく自信を付けたうえで、校外授業、クラブ活動、ホームステイ先を通して、カナダの人や文化との交流を図ります。
そしてなんと、ILAC High SchoolはNBAチームであるToronto Raptorsの公式高校。Raptors関連のアクティビティや交流を経験することが出来ます!
3:キャンパスはトロントのダウンタウン+ホームステイスタイル。学生はカードキーを使い、専用の門を使うのでセキュリティ面も安心!
※学生寮オプションもあります。
4:科学、テクノロジー、数学などSTEMに重点をおいたプログラム。
5:進学が得意なILACならでは!パスウェイスペシャリストによる、カナダ、アメリカ、ヨーロッパへの進路相談。
6:年5回の入学日があるのでフレキシブルにスタート出来る。
9月・11月・1月・4月・6月開始の年5回入学のチャンスがあります。
※8週間のターム留学、16週間のセメスター留学、アカデミックイヤー(2セメスター)、卒業まで、また現地校に通っている間のサマースクールのみの利用も可能。
一般的な入学月である9月や2月まで待たず、始めたい時に入学出来るのはありがたいね。
7:私立なのにリーズナブルな学費を実現!
私立の高校にしては学費が安いです。奨学金も利用すればかなりお得になります!
★キャンパスツアーの様子 ⇒ ILAC High Schoolのインスタグラム
●注目~! 約42万円の奨学金&無料アセスメントを提供しています!
2025年開始の場合、$4,000(約42万円)の奨学金利用が可能です!
2セメスター(1年間)の授業料$18,000(約189万円) → $14,000(約147万円)!
えっ、公立高校よりも安い!
そして嬉しいのが、現在の成績などから通学期間や取得が必要なコースなどを割り出してくれるアセスメントサービス。
例えば、
「日本の高校から単位をどれくらい移せる?」
「現在の学年・修得済みの単位数・成績で、卒業留学の場合何年かかる?」
「●●大学の●●プログラムに行きたいんだけど、現状からだとどのコースを取るべき?何セメスター必要になる?」
などの疑問が出てくると思います。
そんな時には、なんと!
お申込み前でも、成績表を提出して頂ければ専任のアカデミックコーディネーターが無料で確認してくれるのです。
このアセスメントは個人ではとても無理、かなりの経験がなければ難しいもの。
ありがたいサービスです!
上記の他にも、カナダ高校留学について十人十色の疑問があると思います。
まずはお気軽にお問い合わせください♪無料カウンセリングが可能です。
#カナダ留学 #高校留学 #公立高校 #私立高校 #高校学費
最近のブログ
-
2025年5月12日(月)
-
2025年4月28日(月)
-
2025年4月17日(木)
-
2025年4月3日(木)
-
2025年3月24日(月)
-
2025年3月18日(火)