【北米知識】留学にも影響?4年に一回の大イベント!アメリカ大統領選!
投稿日:2020年10月23日(金)
知らないとカナダ人との会話についていけない!アメリカ大統領選について解説!
皆さんは4年に1回と聞くと何を想像しますか?
「オリンピック」という方が多いのではないでしょうか?
勿論オリンピックも正解です!
しかし夏のオリンピックイヤーには実はもう一つ世界から注目されているイベントがあるんです。
それが、アメリカ大統領選!
日本でもニュースやワイドショーなどで目や耳にすることが増えてきているかと思います。
アメリカの隣国である、ここカナダでは恐らくオリンピックよりも話題に上がるのがこの選挙なんです。
政治の話をするのが大好きなカナダ人と会話をすると、必ずこの話題が出てきます。
しかし、アメリカの大統領選挙って実はすごく長い期間をかけて行われ、仕組みが複雑なんです。
今回はカナダ人との会話中に置いてきぼりにされないように、このアメリカ大統領選について簡単にご案内します!
アメリカの大統領選って僕たちに何か影響あるのかな?
アメリカは現在世界に最も影響を与える国です。
この国の大統領が変わると、私たちの生活に影響は多少なりとも出てきます。
特に留学生は今後のアメリカの政策を注目して、情報を得ることは大切ですよ!
■アメリカ大統領の基礎情報
アメリカの大統領の任期は4年間で、2期(最長8年間)まで務めることが出来ます。
任期が4年ですので、アメリカ大統領選挙は4年に1回行われます。
大統領選の出馬条件●アメリカ生まれである ●アメリカに14年以上居住している ●35歳以上である
気になる大統領の給料は400万ドル(約4,200万円)だそうです。
世界のリーダーとしての責務やストレス、命の危険など考えると安い気がするのは私だけでしょうか。。。
■アメリカ大統領選挙の流れ
アメリカ大統領選は非常に長い期間をかけて行われます。
アメリカにもいくつかの政党がありますが、この長い大統領選を戦い抜くには財力やある程度の支持が必要です。
その為事実上、2大政党である共和党(Republicen)と民主党(Democrats)の戦いとなります。
選挙の流れ●党員集会(Caucus)/予備選挙(Primary Election)→党全国大会(Nominating Conventions)→本選挙
USA.GOV
■党員集会/予備選挙/党全国大会
まずは本選挙前に、党内での大統領選の候補者を選出していきます。
アメリカは州毎に法律を有しており、この立候補者の精査の過程も州毎に決めることが認められています。
州によっては党員が議論をしながら候補者を選んでいく古くからの方式、党員集会が採用されます。
一方で最近では広いアメリカはでは物理的に参加が難しい党員集会よりも、投票が行いやすい予備選挙が好まれる傾向にあります。
この二つの方法である程度候補者を絞った後に、8月に行われる党全国大会にて正式な党の代表を決定します。
※正式には党員集会と予備選挙では直接立候補者を選定するのではなく、党全国大会で投票する代表者を州毎に決定します。
この時代表者たちは、どの候補者に票を入れるかを表明しているので事実上候補者が絞られていきます。
●スーパーチューズデイ
スーパーチューズデイとは、最も多くの州の党員集会や予備選挙が行われる、2月もしくは3月の特定の火曜日のことを言います。
ここが党内での候補者選びの山場とも言われ、この結果を受けてほぼ候補者が決まります。
選出された候補者はその後、副大統領候補を指名します。
■本選挙
ここまでの長い道のりを経て、やっと本番である本選挙となります。
本選挙も中央政権型ではなく州毎に選挙が行われます。(同日)
本選挙の方法は各州に割り振られた538人の選挙人を獲得していき、過半数(270人)以上をとった候補者が当選となります。
この選挙人は各州の人口に応じて人数が割り振られた、ポイントのようなものです。
各州で国民はどちらの候補者かを選び投票を行います。
その結果、1票でも多い票を獲得した候補者がその州の選挙人(ポイント)を総取り出来るという仕組みです。
例えばカリフォルニア州は55人の選挙人を保持しています。
カリフォルニアで1票でも多く得票した候補者が、55ポイント全て獲得出来るということです。
つまり相手よりも多くの州で勝利をしても、その獲得州の選挙人の割り振りが少なければ選挙自体には勝利が出来ないということになります。
4年前のヒラリー・クリントン氏は国民からの得票数は、ドナルド・トランプ現大統領よりも多かったにもかかわらず、選挙自体には勝利出来なかったというのも、これで理解が出来ます。
大統領選挙は11月の第一月曜日の翌火曜日と定められています。
今回の投票日は11月3日(火)ですので、ぜひ注目してみ下さい!
10月7日 副大統領候補討論会
10月15日 第2回大統領候補討論会
10月22日 第3回大統領候補討論会
11月3日 大統領選投票日
■2020年大統領選挙の候補者
●ドナルド・トランプ(Donald John Trump)
共和党の保守派。74歳、現アメリカ合衆国大統領(第45代)。
軍事経験も政治経験もなく、アメリカ大統領に選ばれた初めての人物。
前回のスローガンは“Make America Great Again”。
そして今回のスローガンは“Keep America Great”。
過激な発言を行うことでし知られ、アメリカ第一主義、移民の排斥などを進めています。
裕福な白人層、男性や高齢者、農村部からの支持が強い傾向にあります。
10月2日はTwitterでコロナウイルスの感染を発表し、ホワイトハウス内でのクラスターが発生しました。
●ジョー・バイデン(Joseph Robinette Biden)
民主党の中道派。77歳のベテラン党員。
外交を得意とし、オバマ元大統領の下で副大統領を務めました。
2011年と2013年に日本に東日本大震災の視察の為訪れています。
家族を事故や病気で亡くした経験から、健康保険の大切さを訴えています。
同性婚を支持し、銃規制も行うべきと主張しています。
マイノリティーの人種(移民者)、若者、労働組合、都市部などからの強い支持を受けています。
バイデン氏が当選すると就任時(2021年1月20日)には78歳となり、史上最高齢の大統領の誕生となります。
■アメリカ大統領選の結果次第ではカナダ留学の人気が更にUP!?
11月3日に行われるアメリカ大統領選はアメリカだけではなく、世界で注目の選挙です。
日本の安倍内閣の時は、トランプ大統領とよい関係を築いてきました。
菅内閣も安倍内閣の方針を受け継いだ政府ですので、トランプ大統領との友好的な関係が継続しています。
今回の選挙によって、バイデン氏率いる民主党に政権が変わった際には、日本政府の方針も変更せざるを得ない可能性もあります。
留学生にとっては、トランプ大統領の移民排他的な政策により現在アメリカの留学ビザ、就労ビザや滞在自体が非常に困難になっています。
その為、留学生、移民、難民を歓迎しているカナダへの留学の人気が非常に高まっています。
こういった視点からも大統領選挙を見てみると、我々の生活とも関係していることが分かり興味深いですね~。
カナダ留学についてはお気軽に、アクティベイト留学センターまでお問い合わせ下さい。
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