【仕事探し】ワーホリ仕事探し前に取得しておきたい「スマートサーブ」
投稿日:2020年9月8日(火)
アルコールを取り扱う仕事では必要不可欠な資格!
ビール、ワインはもちろん、最近カナダでは日本酒や焼酎を置いているレストランやバーも珍しくありません。
ある統計によると、カナダは世界の年間ビール摂取量で第36位。(日本は104位)
カナダの人はお酒が好きなんだね~。
お酒の提供には資格が必要!
お酒に関するルール
・公共の場での飲酒は禁止(一部地域を除く)
・オンタリオ州ではお酒の販売は政府が管理。政府指定のお店でのみ販売
・レストランやバーでのお酒の提供時間が決まっている(11am~2am)
・お酒購入時やバー入店時にIDの提示を求められる場合も
などなど
もちろん、これらを守らないと罰則の対象に!
オンタリオ州では2000年代初め頃からスマートサーブの取得が義務となりました。
お酒を提供する仕事に就く人は、マネージャーでも、フルタイムでも、パートタイムでもみんな取得が必須!
もちろんワーキングホリデーでも飲食店での仕事を希望の場合は取得の必要アリ!
今回はスマートサーブ取得について詳しく解説します!
スマートサーブ(Smart Serve)って何?
お酒を提供する際に起こり得るトラブルを予測し未然に防ぐ、その為の知識を身に付ける事を目的とした資格です。
対応言語は、英語、フランス語、中国語、韓国語、プンジャビ語、スペイン語の6つ。
2020年9月現在、残念ながら今のところ日本語は対応していません。
photo from Smart Serve
・スマートサーブとは、オンタリオ州のお酒を提供するお店で働く際に必要な資格
・レストランのサーバー、バーテンダー等(キッチンスタッフ以外)は取得が必要
・ワーホリでも仕事でお酒を提供する人は取得が必要
・この資格がないと従業員としてお酒を提供する事が出来ない
・資格が無い人がお酒を提供すると違法
スマートサーブ取得に必要なもの
・オンラインアカウント
・クレジットカード、またはカナダの銀行のデビットカード
・政府発行のID (パスポートなど)
・パソコン、タブレット、またはスマートフォン (カメラ付きのもの)
スマートサーブ取得の流れ
①:オンラインでアカウント作成
②:料金の支払い
③:オンライントレーニングを受ける
④:オンラインで本試験
⑤:本試験後
英語でのテスト、、、なんだか難しそう。。。
きちんと勉強すれば大丈夫!一緒にスマートサーブ取得の流れを詳しく見ていきましょう。
注意事項
・ウェブカメラ付きのパソコン、タブレットなどを使用する事
・安定したインターネットに接続できる環境である事
・Google Chrome、Safari、Firefoxのブラウザが使える事
・Adobe Reader 9 もしくはhigherとFlash Playerをダウンロードしている事
2020年9月現在、スマートサーブのオンライン試験はパソコン、タブレット、スマートフォンで受験可能ですが、出来る限りパソコンでの受験が推奨されています。
①:オンラインでアカウント作成
Smart Serveのホームページへアクセス⇒ 「Smart Serve」
Register をクリック
個人で取得の場合 Individual Accountを選択、Register Nowをクリック
必要情報を入力
②:料金の支払い
アカウント作成後、再度ログインし、支払い手続き。
$34.95+HST (税金)クレジットカードかデビットカードで支払います。
2回分受験料の他にトレーニング代、カード発行費などが含まれているよ。
③:オンライントレーニングを受ける
動画を見ながらのトレーニングです。
大事な所はノートを取ったり、スクリーンショットを撮っておくと良いでしょう。
トレーニングの項目は全部で5つ
モジュール1 Introduction (はじめに)
モジュール2 Alcohol and Law (アルコールと法律)
モジュール3 The Effects of Alcohol (アルコールが及ぼす影響)
モジュール4 Maintaining a Safe & Enjoyable Atmosphere (安全性と楽しめる環境の維持)
モジュール5 Alcohol Retail Training (アルコール販売トレーニング)
各項目を完了する毎に小テスト(Quiz)があります。
80%以上取れていないと次の項目へ進む事ができません。
スマートサーブの公式ホームページでは全てのトレーニングを完了するまでに3~4時間程度かかるとしています。
1度に全てのトレーニングを終える必要はなく、何日かに分けて受ける事も可能。
ただし、料金支払い日より30日以内に全てのトレーニングを完了する必要があります。
トレーニングには普段の会話ではあまり出て来ない単語も沢山あったよー!
分からない単語はメモして意味を覚えるようにしよう。
④:オンラインで本試験
全てのトレーニング修了後、オンラインでの本試験に進みます。
オンラインテストは24時間年中無休で受験可能。
テスト前にカンニングや不正を防ぐために、準備しておく事
・テスト中、人が入ってこないような環境にいる
・パソコンで他に開いているブラウザを閉じておく
・机周りを片付けておく
・電話やヘッドフォンを持たない
・パスポートを準備しておく
・テストの途中で電源が切れないようパソコンの電源をつないでおく
・ウェブカメラ、ヘッドフォンなどを準備
準備が整ったら、画面の指示に従いチャットツールをダウンロードします。
ダウンロードしたプログラムを実行すると試験官と繋がります。
混雑している場合はすぐに試験官と繋がらない場合もあるようです。
待っている間ブラウザやパソコン自体を閉じないように気を付けましょう。
試験官に繋がったら、パソコンのカメラで部屋の中を360度見せ、部屋には誰もいない事、机の上に何もない事を証明します。
確認終了後、試験官がブラウザを遠隔操作してテストページに移動、その後テスト開始です。
本試験に時間制限はありません。1問1問時間をかけて解いても大丈夫です。
不合格だったらどうなるの??
本試験は2回まで受験可能。
2回目も不合格の場合は再度料金を支払い、トレーニングから受け直します。
⑤:本試験を受けた後は?
全ての問題が完了すると、その場で点数が表示されすぐに合否が分かります。
80%以上の正解で合格です(全35問)
合格の場合、約2週間でカードが郵送されます。
スマートサーブには有効期限はなく、1度取得すると更新などの必要はありません。
まとめ
お酒に関する法律や提供方法などを英語で学ぶのは難しそうなイメージですが、単語さえ攻略すればハードルは下がるはず。
日本とのルールの違いも学べるし意外と楽しく勉強出来そうです!
レストランやバーでは採用条件として「スマートサーブ保持者」としているところが多いので、仕事探しの前にテストに合格しておくと、採用のチャンスも上がりますね!
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