【解説】プレストカード使い方・交通機関TTCとは? 交通費は?
投稿日:2022年6月9日(木)
更新日:2024年7月25日(木)
カナダ・トロント留学の交通手段をマスターしよう! ピアソン空港からダウンタウンまでのアクセスも!
トロントに10年以上住んでいる私が具体的に説明いたします。
※以下ご案内する情報は2024年7月現在のものです。
最新情報はTTCウェブサイトなどでご確認ください。
■TTC 、PRESTOカードとは
TTC(Toronto Transit Commission):
トロント市が運営する公共交通機関で、地下鉄・ストリートカー・バスがあります。
地下鉄、ストリートカー、バス、どれに乗り換えても、2時間以内であればどこまで乗ってもすべて一律料金なのでシンプルです。
PRESTO(プレスト)カード:
SuicaやPasmoのように電子カードにお金をチャージして運賃を払います。
後に紹介しますが、TTCの運賃支払い方法はいくつかあります。PRESTOカードでお得に支払いができるのです。
PRESTOカードでは以下のトロント/ハミルトン/オタワの11の交通機関が利用できます。
・ブランプトントランジット
・バーリントントランジット
・ダラムリージョントランジット(DRT)
・Goトランジット
・ハミルトンストリート鉄道(HSR)
・MiWay
・オークビルトランジット
・OC Transpo
・トロント交通局(TTC)
・UPエクスプレス
・ヨークリージョントランジット(YRT)
こんなに交通機関があるなんて覚えるの大変そう…
トロント市内の移動はTTCだけで問題ないです。プレストさえあればどこへ行くにも簡単にお支払いできます。
旅行などでトロントの郊外に行きたい時はGoトランジット、ピアソン空港とトロント間を早く移動したい人はUPエクスプレスを利用します。
■PRESTOカード購入場所
カード本体は$4です。
*の場所ではカードにチャージも可能
・オンライン*
(到着までに7〜10営業日かかります)
・地下鉄の自動販売機*
・Goトランジット/UP Express販売機(TVM)
・Loblaws*
・Shoppers Drug Mart*
・GATEWAY NEWS STAND*
→アプリで自動チャージ
■PRESTOカード運賃タイプ
大人、学生、シニアの月額パスは、オンライン、または一部のショッパーズドラッグマートで購入できます。
購入後に運賃タイプを変更したい場合はショッパーズドラッグマート、または交通機関のカスタマーサービスアウトレットで可能です。
Child(子供0-12歳)
一回の乗車: 無料
Youth(若者13-19歳)
一回の乗車: $2.35
マンスリーパス: $128.15
12ヶ月パス: $117.45
Post-secondary student(高校卒業後の学生)
一回の乗車: $3.30
マンスリーパス: $128.15
Adult(大人デフォルトの運賃タイプ)
一回の乗車: $3.30
マンスリーパス: $156.00
12ヶ月パス: $143.00
Senior(シニア65歳以上)
一回の乗車: $2.25
マンスリーパス: $128.15
12ヶ月パス: $117.45
大人料金だと、行きと帰りで$6.60だとしたら月に24日乗らないと元は取れないね。
そうですね。ちなみにマンスリーパスの購入の際、当月分はその月の8日まで購入可能/翌月分は月末の12日前から購入可能です。
■TTCの学生ID
公立・私立カレッジ、大学へ通う学生はTTCのスチューデントパスで割引されます。
TTC専用のIDが必要です。
パスポートじゃなく、TTC専用のIDが必要なんだね。
■PRESTOカードがなくてもTTCは利用可能
PRESTOチケットとは1回限り利用できるチケットのことです。
地下鉄の自動販売機またトロントのショッパーズドラッグマートで購入可能です。
・PRESTOワンライドチケット:$ 3.35
・PRESTOツーライドチケット:$ 6.70
・PRESTOデイパスチケット: $13.50
・現金: $ 3.35
・クレジット/デビットカード:$ 3.30
PRESTOチケットは紙状で裏面に有効期限が記載されています。
ワンライドは1回の乗車の値段ってこと?
そうですね。PRESTOカード/チケットでは2時間以内ならTTCのバス/ストリートカー/地下鉄間で乗り換えができますよ!
*バスやストリートカーでは車内でプレストカードを販売をしていません。
*乗車前にPrestoや現金、クレジットカード、デビットカードを用意しておく必要があります。
■TTCの機械の種類
TTCの機械はたくさん種類があります。カード払いもしくは現金払いができないものがあるのでチェックしておきましょう。
<地下鉄の自動販売機>
PRESTOカードの発行、カードにお金をチャージしたり、PRESTOチケットを購入することなどができます($5からチャージ可能)
<セルフサービスリロードマシン>
PRESTOカードにお金をチャージしたり、月額パスをチャージしたりできます。バランスを確認することもできます。(現金不可)
*Prestoカードの購入は出来ません。
<ストリートカー内の機械>
ストリートカーを利用する際、現金で支払う人が、お金を払ったことを証明する紙(POP=レシートのようなもの)を発行する機械。(クレジットカード/デビットカード不可)
PRESTOまたは現金がない方は乗車できないので注意しましょう。
<トランジットの機械>
地下鉄を利用する際、現金で払う人がお金を払ったことを証明する紙(POP=レシートのようなもの)を発行する機械。
TTCを乗り終えるまではチェックされることがあるので保持しておきましょう。
■TTC運行時間
月曜 – 土曜: 6:00am – 2:00am
日曜: 8:00am – 2:00am
※実際には2:00am前に終電が出てしまうこともあるので、注意が必要です。
終電逃したらどうするの?
ナイトバスがあり、地下鉄終了後、翌朝5:30amまで運行されています。バス停に青いマークがあるのが停留所です。
■バス/ストリートカーの乗り方
PRESTOなら、乗車ドア付近の緑の機械にかざすだけ!
ストリートカーへ乗車の場合、あらかじめ現金、PRESTOチケット/カード、またはデイパスを用意しておきましょう。
バスへ乗車の場合、現金で支払う場合は運転席の横にある運賃ボックスへ運賃を入れます。
*バスも地下鉄もクレジット/デビッドカードでの支払いはできません。
※2024年7月現在、クレジット/デビットカードでの支払いも可能です。
■ピアソン空港から市街地への移動
主にUP Express/TTC/Uberこの3つの方法がおススメです。
お金は節約したいけど、乗り換えとかできるかな…
長時間フライトに疲れてチケット購入するのが面倒くさければUberが良いでしょう。
Uberを呼ぶときは空港内のWi-Fiが使えます。
*UP ExpressとTTCは運賃の差額が1000円ほどで、楽なのは乗り換えのないUP Expressです。
*TTCで移動する場合、トロントピアソン国際空港のターミナル1または3にあるPresto自動販売機から、各PRESTOの購入可能です。
■まとめ
渡航後、トロント生活するときに必ず使うTTC。
何はともあれ、まずはPRESTOカードを購入すると便利です。
PRESTOカードで運賃を払う方がお得で便利ですので長期滞在の方は初日に購入しましょう。
無くしてしまった時の為にサイトからカードと個人情報を結びつけておくことができます。
また、毎回機械でチャージする、残高を気にすることが面倒くさいと思う人はアプリで登録するのも良いでしょう。
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