【カウンセラーのひとり言】実は映画産業が盛んなカナダ・トロント。
投稿日:2020年12月2日(水)
ハリウッド映画も実はトロントで撮影されている⁉
皆さん、映画は好きですか?
今やNetflixやAmazon Primeなど、自宅でも気軽に色んな映画を楽しむことが出来るようになりましたね。
外出自粛中にはもってこいのお家時間の過ごし方です。
留学先として人気のトロントですが、実はHollywood Northと呼ばれるほど映画のロケ地としても人気なのです!
●なぜトロントは映画のロケ地として人気なのか?
ハリウッド映画だけでなくドラマ、ミュージックビデオのロケ地として度々登場するトロント。
弊社オフィスの近くでも頻繁に何かしら撮影が行われています。
ニューヨーク警察のパトカーが出現したり、普段通勤時に通る道が、薄暗い怪しげな裏通り風に変身したり。
ニューヨークになったり、シカゴになったり、時には東京になる事もあります。
では、なぜロケ地として選ばれるのでしょう?
調べてみると・・・
・アメリカから近く機材の移動がしやすい
・アメリカドルに対して為替レートが有利で撮影費用が抑えられる
・税金が優遇される
・街並みがニューヨークやシカゴに似ているので代用に向いている
・沢山のエスニックタウンが存在するので一都市で異国を表現する撮影が出来る
・移民者が多いので、色々な人種のエキストラを集めやすい
・市が撮影に協力的
トロントで撮影する利点がこんなに沢山ありました。
つい先日、巨大映画スタジオの建設計画が進行中であるとも報じられました。
ジョン・トーリー市長も「世界中から映像制作を誘致する」とコメントを発表。
今後さらにトロントで撮影される作品は増えそうな予感です。
市のウェブサイトでは現在市内で撮影中の映画やドラマのリストが紹介されています。
●毎年秋の一大イベント・トロント国際映画祭
トロントでは毎年秋に北米最大規模の国際映画祭TIFF (Toronto International Film Festival)が行われます。
TIFFは1976年から行われている国際映画製作者連盟公認の映画祭。
北米最大級で最多のプレミア数を誇ります。
ハリウッドだけでなく日本からも映画監督、俳優、映画関係者がトロントを訪れます。
過去には阿部寛さん、上戸彩さん、松本人志さんもTIFFに参加しています。
舞台挨拶もありますし、運が良ければレッドカーペットを歩くスターに会える事も!
残念ながら今年はコロナウイルスの影響でレッドカーペットは無く、オンラインでの登場となりました。
来年は通常通りのTIFFの開催となると良いですね。
毎年ボランティアの募集もしていますので、興味のある人は早めにチェックしておきましょう。
Photo From: 過去のTIFFより (ファンのサインに応えるBrad Pittさん:スタッフ撮影)
●今まさに撮影中「The Man From Toronto」
日本でも話題になっている山下智久さん (以下、山P) 出演の映画「The Man from Toronto」。
トロントでも話題沸騰で、今まさにトロントやお隣のブランプトンで撮影中です。
インスタやツイッターを見ると山Pも共演者と一緒に写真を撮ったり、アメリカのサンクスギビングデーにコメントを寄せたり、和気あいあいとした撮影現場の雰囲気が伺えます。
アメリカを中心に大人気のコメディアンKevin Hartさんや、人気コメディドラマThe Big Bang Theoryでペニー役のKaley Cuocoさんと共演とは、ホントに凄いです。
この他にもハリウッドで有名なスターが沢山出演するこの映画、公開は2021年9月17日予定との事。
今から公開がとても楽しみですね!
Photo From: The Man From Toronto Official Twitter
山Pの姿が確認出来るツイッターやインスタの投稿をライフトロントさんが記事にまとめています。
ライフトロントさんの記事はコチラから ⇒ 「映画The Man from Toronto関係者のSNSに投稿された山Pの写真・動画まとめ」
The Man From Toronto あらすじ
「The Man From Toronto」と呼ばれる世界一の殺し屋と、ニューヨーク出身の男(Kevin Hart)が、民泊(Airbnb)で身元を間違われてしまい事件へと発展。
身元を間違われた事で世界一の殺し屋、The Man From Torontoとチームを組まざるを得なくなり、やがて大混乱に陥っていく。
●撮影に使われたトロントの建物と場所
これまでどんな場所でどんな映画が撮影されてきたか、主なものをご紹介。
え?コレもトロント⁉という映画が沢山ありますよ。
◆トロント大学 (U of T)
Photo From: University of Toronto
カナダの最高学府、トロント大学。キャンパスには築100年以上にもなる歴史的建築物が点在しています。
・グッド・ウィル・ハンティング /旅立ち (Good Will Hunting:1997)
・パシフィック・リム (Pacific Rim:2013)
・ロボコップ (Robo Cop:2014)
など
◆カサ・ロマ (Casa Loma)
Photo From: Casa Loma
ナイアガラの滝の水力発電で巨万の富を得たヘンリー・ミル・ペラット卿によって建てられたお城のような大邸宅。
・X-メン (X-Men:2000)
・シカゴ (Chicago:2002)
・君への誓い (The Vow:2012)
など
◆ディスティラリー地区 (Distillery District)
Photo From : 680 News
1800年代、もともとウィスキーの醸造所だったレンガ作りの建物が沢山残る場所。
どれも保存状態が良く歴史的にも非常に貴重なものです。
・シカゴ (Chicago:2002)
・シンデレラマン (Cinderella Man:2005)
など
◆トロント新市庁舎 (City Hall)
市庁舎は上空から見ると「瞳」の形をしています。
特徴的な建物なので作品に出てきた時気付きやすいです。
・バイオハザードII (Biohazard II:2004)
・パシフィック・リム (Pacific Rim 2013)
など
◆この他トロント各所で撮影された作品
・アメリカン・サイコ (American Psycho:2000)
・リクルート (The Recruit:2003)
・ヘアスプレー (Hairspray:2007)
・インクレディブル・ハルク (The Incredible Hulk:2008)
・キック・アス (Kiss-Ass:2010)
・トイレット (トイレット:2010 全てトロントで撮影された日本映画)
・トータル・リコール (Total Recall:2012)
・シェイプ・オブ・ウォーター (The Shape of Water:2017)
・スーツ (Suits:2011~2019)
ここでは紹介しきれないくらいまだまだ沢山あります。
トロントのある不動産屋さんがブログで撮影に使われたロケ地について書いています。
映画と実際の場所を比べてみる事が出来て面白いです。
ブログはコチラから
●映画製作には欠かせないグラフィック技術
「コレどうやって撮影したの!?」と思うシーンには様々なグラフィック技術、視覚効果が使われています。
コンピュータで迫力ある映像や撮影不可能なシーンが作り出せるようになりました。
これらの技術は今や映画製作には欠かせないものとなっています。
映画産業が盛んなトロントにあるカレッジで視覚効果などのプログラムを学ぶ事が出来ます。
英語力の証明の他に、ポートフォリオ(作品集)の提出も必須になっています。
初心者でも始められる基礎プログラムもあって人気です。
◆Centennial College
ブログラム期間:1年 (2セメスター)
必要な英語力:IELTS Academic 6.0以上(全ての項目で5.5以上)
ブログラム期間:2年 (4セメスター)
必要な英語力:IELTS Academic 6.0以上(全ての項目で5.5以上)
◆Seneca College
ブログラム期間:2年 (4セメスター)
必要な英語力:IELTS Academic 6.0以上(全ての項目で5.5以上)
・Visual Effects for Film & Television
ブログラム期間:8ヵ月 (2セメスター)
必要な英語力:IELTS Academic 6.5以上(全ての項目で6.0以上)
意外と知られていないトロントのロケ地巡りをしてみるのも面白いと思います。
実際のロケ地が作品でどのように登場するか見比べてみて下さいね。
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