【留学準備】カナダ学生ビザ、Co-opビザの申請は自分でも出来る?
投稿日:2022年4月20日(水)
更新日:2024年8月15日(木)
これで安心!留学するのに避けては通れないビザ申請の基礎解説!
カナダ留学をすることが決まったよ~。
それにしても、滞在先や航空券、学校の手配と忙しいよ!
留学の準備は本当に多岐に渡り忙しいですよね!
中でも忘れてはいけないのが、ビザの申請!!
今回は、カナダの学生ビザ/Co-opビザ申請の基礎知識をご案内しますね。
後半では申請方法や申請に必要な書類も大公開しています!
※2021年5月31日に投稿したブログ記事をアップデートしてお届けしております。
※弊社と提携のある複数のビザ移民コンサルタントからの指導に基づき、情報を提供させて頂いております。
※弊社ではビザ申請に関するご相談を受け付けることは出来兼ねます。ご希望に応じて提携コンサルタントのご紹介が可能です。
※本ブログを参考にビザを申請された場合の結果について弊社では責任を負いかねますので、必ずご自身でも最新情報をご確認下さい。
■そもそもビザとは
まずビザの申請についてお話する前に、カナダのビザについて説明をさせて下さい。
私達は便宜上「学生ビザ」「Co-op(コープ)ビザ」「観光ビザ」「就労ビザ」と呼んでいます。
しかし、実は「ビザ」とは渡航許可証で、カナダの滞在許可証では無いのです。
これでも、よく意味が分かりませんよね。
実は日本は「ビザ」を免除されている国で、カナダへの渡航は「ビザ」無しで行うことが可能です。
でも、日本人でも留学するには「学生ビザ」がいるのでは?
はい! そこでちょっと混乱してしまうのですよね。
私たちが「学生ビザ」と呼んでいるものは、実は正式には“Study Permit”というものです。
この“Permit”と呼ばれるものは、滞在を許可するものです。
即ち“Study Permit”は学生としての滞在を許可するものとなります。
上記のように日本人は「ビザ」を免除されていますが、渡航者の出身国によっては「ビザ」と“Study Permit”の両方を保有して初めて渡航と滞在が可能になるのです。
以上の基礎知識を踏まえた上で、今回は “Study Permit”と“Work Permit”についてご案内します。
しかし、ブログ内では日本で広く通称として使われている「学生ビザ」「就労ビザ」と記載します。
■カナダの学生ビザとCo-opビザについて
●学生ビザ
カナダで留学を行う際には、24週間未満の就学の場合には原則学生ビザの取得が必要ありません。
※私立、公立のカレッジや大学での就学の場合には必要です。(短期英語プログラムは除く)
学生ビザを取得する為には、政府認定の学校(DLIナンバーを取得する学校)の申し込みが必要です。
※DLI (Designated Learning Institution)のリストはカナダ移民省(IRCC)のページよりご覧頂けます。
また2022年4月20日現在、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種を完了していることも条件となっています。
※学生ビザの申請条件はカナダ移民省(IRCC)のページに記載があります。
●Co-opビザ
Co-opビザも実は通称名であり、実際にはCo-opビザというものは存在しません。
Co-opプログラムを受講する為に必要なビザは学生ビザ+就労ビザです。
一般的にカナダでの就労ビザの取得は非常に難しい傾向にあります。
しかしCo-opビザと呼ばれているこの就労ビザは学生ビザに付随する就労ビザ。
就労ビザながら取得もそれほど難しくありません。
■誰がビザ申請をするの
ビザの申請は自分でも出来るの?
はい。自分でも出来ますよ!
しかし、説明も記入も全て英語ですし、慣れていないと難しいことも。
プロにお願いするのもおススメです!
現在、カナダのどのビザもオンラインで申請が可能です。
※郵送での申請も可能ですが、移民省はオンラインでの申請を推奨しています。
ご自身でオンライン上に個人ページを作って、申請を行っていきます。
移民省のページにある説明をしっかりと読んで、手順通りに行えば難しくはありません。
しかし、英語が苦手な方や慣れていない場合は、時間がかなりかかることもあります。
そしてビザは一度却下をされてしまうと、今後の申請の結果に響く可能性も低くありません。
その為、慎重に行うようにしましょう!
心配な方や時間が無い方、また特別な事情があり申請が複雑になる方はプロに任せるのがおススメです。
カナダ滞在の為のビザ申請を代行で行えるのは、カナダ政府公認のビザコンサルタントのみとなっています。
アクティベイト留学センターでもビザコンサルタントのご紹介を行っておりますので、ご入用の際にはお問い合わせ下さい。
■どのタイミングでビザ申請をするの
ビザはどのくらいの期間で取得が可能ですか?というご質問をよく頂きます。
どのくらい前に申請が必要かと言うご質問に対しての回答にはいつも頭を抱えます。
と言うのも、申請から結果が出るまでの期間(プロセス期間)は、状況により日々変動します。
しかもこのプロセス期間の変動は1~2週間の時もあれば、3~5ヵ月の時もあるんです。
私自身カナダで数回ビザの申請を行いましたが、最長で10ヵ月ビザの結果を待ったことがあります。
また、情勢に応じてビザのプロセス自体がストップしてしまったり、国が入国人数を調整する可能性も考えられます。
その為、私達からご案内出来るのは「1日でも早くビザ申請をすること」です!
※ビザ申請は学校へのお申し込みお支払い後、入学許可証を取得すれば開始出来ます。
移民省のウェブページのリンクより、現在のビザプロセス期間の確認が可能です。
Temporary Residence (Visiting, Studying, Working)→Study Permit (from outside Canada)→Get processing time
■PAL/TALって何?
PAL/TALとは、Provincial Attestation Letter / Territorial Attestation Letterの頭文字をとったもので、州/準州政府認証レターの事を指します。
これまで学生ビザ申請時には学校からの入学許可証(LOA)が必要でした。
2024年1月のカナダ政府の発表以降、学生ビザ申請時に学校からの入学許可証 (LOA) に加え、PAL/TAL の提出が必要となりました。
(カナダ国内に学生ビザで滞在中の方はPAL/TALは不要です。2024年8月現在)
PAL/TAL発行数には政府から割り当てられた上限があり、上限に達した時点で終了となります。
※PAL/TALについての解説はカナダ移民省(IRCC)のページに記載があります。
■カナダの学生ビザ/Co-opビザ申請の流れ
それでは具体的に簡単なビザ申請の流れをご紹介します。
※申請要項は常に変わる可能性があります。
申請前に必ずカナダ移民省(IRCC)のページよりご自身でご確認下さい。
①移民省(IRCC)のウェブサイトで自分のアカウントを作成する。
コチラのリンクよりアカウントを作ることが可能です。
“Sign Up”をクリックして進んで下さい。
※既にアカウントを持っている場合は“Sign In”にユーザーネームとパスワードを入れ進んで下さい。
※アカウント作成時にSecurity Questionsを4つ設定します。ログインの度に聞かれる質問ですので、必ずメモをしておきましょう。
②作成したアカウント内で手続きしたい項目を選ぶ。
①で作成したアカウント内で“Apply to come to Canada”をクリックします。
その次のページで”Determine your eligibility and apply online:”の項目の“Visitor visa, study and/or work permit”をクリックし質問に答えていきましょう。
2つのパートに分かれていますが、質問をしっかりと見てどちらのパートも答えていきます。
③学生ビザの申請ページ(必要書類のアップロードページ)から、申請書の作成、必要書類のアップロードを行う。
②をきちんと答えていくと、必要書類のアップロードページになります。
ここでは申請書IMM1294をダウンロードし、作成後、再度アップロードして下さい。
また、その他の必要書類も指定の箇所にアップロードを行って下さい。
アップロードが完了し次に進むと、確認のページが表示されます。
確認し、自分の名前や設定したSecurity Questionの答えを入力し次に進みます。
※注意※ 上記画像には載っていませんが、実際には「Provincial attestation letter (required)」という項目が追加されています!
④申請料金と指紋登録料金の支払い。
最後に申請料金と指紋登録料金の支払いを行います。
料金は学生ビザ申請料金$150(Co-opビザも含まれます。)+指紋登録料金$85の合計$235です。
クレジットカード情報を入力し、“Process Transaction”を押すとオンライン申請完了です!
※“Transaction Approved”のページに進んだことを必ず確認し、このページのスクリーンショットを念のため取っておきましょう!
⑤指紋登録の予約を行い、東京/大阪の指紋登録センターでカナダビザ申請センター(VFS)で指紋登録を行う。
申請後、アカウントに指紋登録(Biometrics)についての説明書が届きます。
説明書に沿って予約を行って下さい。
■必要書類
カナダの学生ビザとCo-opビザの申請に必要な書類をご紹介します。
※状況や過去の履歴等により、追加の書類が必要な場合があります。
詳しくはコチラよりご確認下さい。
・パスポート
・証明写真 (スマホでの撮影でOK。背景は淡色で髪が顔にかからない、頭から顎まで入っている。)
・入学許可証
・PAL/TAL
・Co-opで仕事をする必要があることを証明する書類(Co-opビザが必要な場合のみ)
・残高証明書+学校からの領収書を1枚のファイルにしたもの
・クレジットカード(学生ビザ申請料金$150と指紋登録料金$85の支払いの為)
■ビザ申請の注意点
カナダ移民省(IRCC)の説明を読んでも書いていない注意点をいくつかご紹介します!
・申請書IMM1294はパソコンでしか開くことが出来ない。
・申請書IMM1294が開かない場合はパソコン上に一度保存してから、再度書類を開く。
・提出する全ての書類名は必ず英語名で。
・学費は出来るだけ全納が望ましい。(公立カレッジの場合は最低1学期分を支払い)
・学校からの領収証を入れるところはないが、残高証明と一緒にスキャンして一つのファイルにする。
・残高証明は最低$20,635(学費・渡航旅費を除く)必要。※2024年1月以降の申請に適用
※カナダ移民省(IRCC)のページには、”For 2024, a single applicant will need to show they have CAN$20,635, in addition to their first year of tuition and travel costs. This change applies to new study permit applications received, on or after January 1, 2024.”と記載があります。
今後変動する可能性もありますので、常に最新情報をご確認ください!
・残高証明は英文で、出来ればカナダドル表記で取得。
・カナダドル表記が取れない場合は、インターネット上でConverterを使って日本円からカナダドルにし、そのウェブサイトのスクリーンショットも一緒につける。
・証明写真の詳しい規定はコチラから確認。
■申請後
申請+指紋登録を終えた後は、ビザの結果を待ちます。
結果や追加書類が必要などのお知らせは、ビザ申請を行ったアカウントに届きますので、こまめにチェックするようにしましょう。
ビザの許可が下りると、その書類にはビザの期限とeTA(※)の期限が記載されています。
ビザの期限は渡航・滞在可能な期限を意味し、ビザ開始日は記載がありません。
基本的にビザが下りればいつ渡航をしてもかまいません。
しかし学校が始まる日程よりもあまりに早い渡航は、トラブルの原因になる可能性がある為おススメ致しません。
※詳しくは学生ビザのルールをご確認下さい。
この許可証はビザではなく、ビザ自体はカナダへの入国の際にこの許可証を基に発行されます。
Co-opプログラムでの渡航の場合には、通常学生ビザと共に就労ビザの許可証も発行されます。
就労ビザ(WP)の許可が下りていることを確認しましょう。
※eTAとは2016年3月15日より義務化された、カナダ入国ビザが免除されている国籍の渡航者の電子渡航認証(Electronic Travel Authorization: eTA)です。
■まとめ
ビザの申請はきちんと説明を読み、書類を集めれば自分で行うことが可能です。
しかし問題が起こった際には、どこにどう連絡して良いのかが分からず、非常に時間がかかることもあります。
以下の方は政府公認のコンサルタントのご利用を強くおススメ致します。
●ビザの取得を急いでいる方
●過去にビザを却下された経験をお持ちの方
●カナダを含む他国に長期間滞在していた方
●ご家族連れでいらっしゃる方
政府公認移民コンサルタントのご紹介はアクティベイト留学センターでも行っております。
ご入用の際には、お問い合わせ下さい。
■その他、カナダ留学準備に役立つページ
#カナダ留学 #学生ビザ #コープ #PAL #ビザ申請
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