【カナダ滞在延長】フラッグポールって何?カナダ・ビザ切り替え方法を詳しく解説!
投稿日:2023年8月29日(火)
更新日:2024年8月20日(火)
フラッグポールとは、ビザ切り替えの為のカナダ出入国の事!
カナダに来てからワーホリ申請したんだけど、ビザの切り替えってどうすればいいの?
この場合、一回カナダを出国しないといけませんね。トロントだと、ナイアガラのアメリカとの国境でビザ切り替えが出来ますよ。
※ビザ切り替えのルールはイミグレーションにより予告なしに変更される事があります。
弊社ウェブサイトはビザの切り替えに関して責任を負うものではございません。
弊社ウェブサイトをご覧になり、進められた手続きによって生じたいかなる問題に関して弊社は一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
●カナダ国内でビザの延長
カナダは行ってみたいけど、、、
・まだどんなところかよく分からない
・初めから長期で滞在は不安
・海外の生活が肌に合うか分からない
こんな不安をお持ちの場合、まず観光ステータス(eTA)で渡航される方も多いです。
来てみたら良いところだったし、滞在を延長したい、もっと学校に通いたい!
そんな時は、カナダへご渡航後ワーホリや学生ビザへの切り替えも可能です。
※カナダ渡航後の予定によって、最初から観光ステータスでの入国をおススメしない場合があります。
●ビザ切り替えには一度カナダを出国する必要あり
カナダ国内でワーホリや学生ビザなどを申請し、許可が下りた際にビザの発給をしてもらうために一度カナダを出国し、再入国する必要がある事があります。
カナダ国外への旅行や、日本への一時帰国がうまく出来るタイミングであればラッキーですが、ビザ切り替えの為だけに日本へ帰国するのはお金も時間もかかりますね。。。
こんな時はアメリカへ陸路で行き、すぐカナダへ戻り、再入国という方法があります。
●フラッグポール(Flagpole)とは?
ビザ切り替えの為にカナダを出国、再入国する事=フラッグポール(Flagpole)と言います。
出入国する人=Flagpolers
出入国する事=Flagpoling
などと言います。
●トロントから近いFlagpoleポイントはナイアガラの滝
アメリカと陸続きのカナダにはいくつか国境事務所が設けられています。
トロントから行きやすく、最もメジャーなFlagpoleポイントは、ナイアガラの滝の国境にあるRainbow Bridge(レインボーブリッジ)です。
Flagpoleでビザ切り替えが済んだあとは、ナイアガラ観光するも良し、カジノで楽しむも良し、ちょっと足を伸ばしてワイナリーへ行くことも!
ナイアガラのレインボーブリッジでFlagpoleをする場合には、現在日程が決まっていますのでご注意ください。
Flagpoleが可能なのは、火曜、水曜、木曜の午前8時から深夜0時までの間となっています。(ご予約は不要です)
詳細はこちらのリンクをご確認ください ⇒ カナダイミグレーションウェブサイト
(2023年8月現在)
●要注意:ワーホリビザが発行されたらその場で確認!
あってはならない事ですが、ワーホリビザ発行時に有効期限を間違ってビザが発行されることがあります。
また審査官によってはワーホリのルールの理解が曖昧な場合もあります。
なので、ご自身でもしっかりとワーホリのルールを把握しておきましょう。
例)ビザの有効期限は入国日(切り替え日)から1年間、などなど
ワーホリビザが発行されたらその場で有効期限、名前のスペル、また発行されたワーホリビザが有効化されているかどうかも確認しましょう。
ワーホリビザのような就労ビザは有効化されていないと、その後SIN取得手続きが出来ません。
ビザが発行されたら、「Is this work permit activated to apply for a SIN now?」などと審査官に確認しましょう。
一旦イミグレーションオフィスを出てしまうと修正手続きが複雑化し、時間もかかります。
大事な事なので2回言います。
ワーホリビザが発行されたらその場で有効期限、名前のスペル、また発行されたワーホリビザが有効化されているかどうかも確認しましょう。
●Flagpoleの際に必要な書類
ワーホリビザ切替えの場合:
・有効なパスポート
・ワーホリビザ承認レター(Port of Entry:POE)
・現在お持ちのビザ:観光ステータスの場合はeTA番号が分かるように準備しておく
・医療保険の保険証書:ワーホリ滞在1年間の加入が必須です
・英文残高証明書:必ずしも提出を求められるものではありませんが、準備しておく事をおススメします
残高証明を準備する場合は1週間以内に発行されたものをご用意ください。約25万円以上($2500)の残高である必要があります。
ワーホリでの入国時に必要書類について ⇒ カナダイミグレーションウェブサイト
・ESTA:申請から承認まで約72時間かかりますので事前に登録しておきましょう
ESTAの申請は、以下リンク(USカスタムの公式ウェブサイト)から手続き可能です。
ページ右上から言語の選択が出来ます。(日本語もあります)
●出入国時には何を聞かれる?
Flagpoleについてはよく分かったけど、実際国境では何を聞かれるの?質問に答えられるか不安だし、なんか怖いよ。。。
必要書類をしっかり準備しておけば大丈夫です!
実際にFlagpoleをした方へ何を聞かれてどんな書類を準備したか3名の方に聞いてみました。
(2023年8月の情報です)
Aさん:カナダへは観光(eTA)で渡航、カナダ国内でワーホリ申請
Mさん:語学留学後、学生ビザからワーホリに切り替え
Yさん:Co-op留学後、学生ビザからワーホリに切り替え
・ナイアガラ、レインボーブリッジまでどのようにして行きましたか? 交通手段を教えてください。
Aさん ⇒ ユニオン駅からバス (Megabus) に乗って行きました。往復で約 $39 (約4000円) でした。
Mさん ⇒ カジノバスを利用しました。バスは予約しましたが、空席があれば予約無しでも利用できるようです。
Yさん ⇒ ユニオン駅からMegabusを利用しました。
余談ですが、カジノバスはバス乗車時に初めて利用する人は$50現金で支払います。
内訳は、$10が往復のバス料金、残りの$40はカジノで使うお金になっています。
$40は絶対にカジノで使わないといけないルールなのですが、勝ったらその分お金が戻ってきます。
Mさんは$50勝ったそうなので最初に支払った50ドル分をしっかりと取り返されました。笑
・レインボーブリッジには何曜日の何時ごろ行きましたか?
Aさん ⇒ 火曜日の朝10時30分頃にレインボーブリッジに到着しました。
Mさん ⇒ 木曜日の14時ごろ行きました。
Yさん ⇒ 月曜日の2時頃に行きました。公式サイトには火、水、木のみと表記されていましたが、POEが取得できていれば月曜日でも手続きが可能な模様でした。
※Yさんは上手く行きましたが、IRCCのサイトに記載がある曜日以外の場合、手続きしてくれない可能性もありますのでご注意ください。
・切り替え手続きはスムーズでしたか?
Aさん ⇒ フラッグポールといえばスムーズに対応してくださいました。
Mさん ⇒ 全体的にはとてもスムーズでしたが、最初、カナダ側のオフィスに行ったら「フラッグポールは今日はやっていない」と言われたのですが審査官の勘違いでした。
POEを提示すると、「まずはアメリカ側に行ってきてね」と普通に言われました。
Yさん ⇒ 極めてスムーズでした。”Flagpoling”という単語さえ口にすれば言わずとも伝わるような印象です。
・レインボーブリッジを渡って、ビザを手にするまでどのくらいかかりましたか?
Aさん ⇒ 合計で約4時間30分ほど待ちました。
Mさん ⇒ 1時間弱で済みました。
Yさん ⇒ レインボーブリッジを渡ってからカナダへ再入国、ワーホリビザ取得まで1時間以内でした。
・アメリカ側では何を聞かれ、どんな指示かありましたか?
Aさん ⇒ どういった目的できたのか?変更したいビザの種類は?仕事は何をするのか?ESTAはあるか?と質問を受けました。
その後は「来た道をそのまま戻っていけば大丈夫」という指示を受けて、橋を歩いてカナダまで戻りました。
Mさん ⇒ パスポートとワーホリの許可レター(POE)を見せるだけでなにも聞かれませんでした。その後、「今来た道を戻ってね」としか言われませんでした。
Yさん ⇒ 橋をアメリカ側へ渡り切り、事務所のようなところで審査官に呼ばれるまでの待ち時間が10分程度でした。
審査官に呼ばれてから、I’m here for flagpoling. と言ってパスポートとESTA取得済みの紙を見せると、Is this your first time to come through the bridge? (この橋を渡ってくるのは初めてですか?) とだけ聞かれました。
審査官も慣れた手つきでGo through the same door you came from and go back to Canada. (入ってきたドアを出てそのままカナダへ戻ってください) とだけ言われ、アメリカ側でのやり取りはおよそ1分程度で終了しました。
・カナダ側(イミグレーションオフィス)では何を聞かれましたか?
Aさん ⇒ カナダ側ではまず橋を渡り終えた再入国の際に、「どこに住んでいるのか?」と聞かれたので、カナダの住所を伝えました。
「ビザの切り替えをしたくてフラッグポールをしてきた」と伝えたところ、パスポートとPOEレターを提出するように言われました。
その後、黄色い紙をもらい、パスポートとPOEを返却してもらい、イミグレーションオフィスへ行くよう指示がありました。
その後、イミグレーションオフィスで、再度全ての書類、パスポートを提出し約4時間ほど待ちました。
健康状態について質問があったので、幼い頃から今を含めての病歴や健康状態について説明しました。
あとは、健康保険に加入しているかどうかの確認もありました。
入国審査官からワーホリビザについての説明を簡単にしていただき、ビザが発行され無事切り替えが終わりました!
Mさん ⇒ 書類を提出しただけで、特に何も聞かれませんでした。
Yさん ⇒ POEを持っているかどうか、現在のビザステータス(学生ビザとCo-op Work Permit) の確認と海外医療保険への加入の有無を聞かれました。
POEと現在の学生ビザは簡単な確認でしたが、何よりも保険加入の有無を気にしている印象でした。
カナダ側での手続きも10分程度で終了しました。
・どんな書類を提示しましたか?
Aさん ⇒ 以下、準備した書類リストです。
・パスポート
・ワーホリの許可レター(POE)
・健康保険加入証書
・eTAの番号
・バイオメトリクスの登録証明
Mさん ⇒ 以下、準備した書類リストです。
・今持っている学生ビザ
・通っている学校からの入学許可証
・パスポート
・ワーホリの許可レター(POE)
・留学生医療保険加入証書
・バイオメトリクス登録証明
Yさん ⇒ 以下、準備した書類リストです。
・パスポート
・ワーホリの許可レター(POE)
・現在の学生ビザとCo-op Work Permit
・留学生医療保険加入証書
・ESTA登録証明書
・その他コメントはありますか?
Aさん ⇒ 質問の内容は少し曖昧なところがありますが、だいたいこの様な流れで全体的にはスムーズでした。
ただ、待機時間が長く、イミグレーションのオフィスの中がすごく寒かったので、少し厚めの上着を持参すればよかったと思いました。(たまたま寒かっただけでしょうか。。。?苦笑)
Mさん ⇒ カナダのイミグレーションはそんなに混んでいなかったので、ワーホリへの切り替えはスムーズでしたが、発行されたワーホリビザの期限を確認すると丸々1年間発行されていませんでした。
理由を尋ねると、ワーホリの申請日からの1年間でビザが発行されていたと分かり、再入国日からの1年だと思いますと審査官に伝えたところその場ですぐに修正してもらえました。
ビザが発行されたら、必ずその場で有効期限や名前のスペル等と確認した方がいいです。
●ワーホリ、学生、ビザを最大限に有効活用しよう
ワーホリは一生に1回、一か国だけ。観光も、就労も、学校通学も全部叶えられるオールマイティーなビザです。
しかし、英語力が低いと仕事探しの可能性や範囲も限られます。
折角なら自分の経験や英語力をフルに使って現地の人と一緒に仕事したいですよね。
語学留学やコープ留学とワーホリを上手く組み合わせることで、更に可能性を広げる留学が実現できます。
その理由は、「読んで納得!コープ留学&最強ワーホリ活用術」で解説していますので是非参考にしてみてください!
●まとめ
カナダに来てから「もう少しカナダで生活したい」、「カナダで長期で就学したい」または「カナダへ移民したい!」と思う方は沢山います!
条件的にコープ留学→ワーホリが可能な方、ひとまずワーホリしてみるか?と思っていた方は是非「コープ留学後のワーホリ」という活用法を検討してみてくださいね。
安易に観光ステータスで入国しない方がいい場合もありますので、渡航計画のご相談はアクティベイト留学センターへお任せください。
ビザ切り替えもしっかり書類を準備して、ビザ延長後のカナダ生活もスムーズにスタートしましょう!
#カナダ留学 #フラッグポール #ビザ切り替え #延長 #質問
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