【カナダ・移民省アップデート】今、移民省が発表している確実なポスグラ情報!
投稿日:2021年2月22日(月)
更新日:2021年3月18日(木)
公立カレッジ・大学卒業後の就労ビザ”ポスグラ”についてのアップデート
カナダのビザに関して色んな発表があって目まぐるしい!!
そうですよね。
今回は公立カレッジ・大学卒業者が申請出来る”ポスグラ”についてまとめてみました!
新型コロナウイルス感染症拡大の影響でカナダのビザ申請に関しても様々な変更が相次ぎました。
学生ビザの申請受付が一時的に中断される事もあったものの、昨年10月には留学生の渡航に関する規制緩和が発表されました。
それだけでなく、将来的にカナダでの就職や移民を目指す留学生には重要なポスグラについての特別措置も早々と発表されました。
一生に一回しか取得出来ず、延長は不可とされていたポスグラが延長可能になったというニュースも記憶に新しいです。
そして2021年2月12日、
プログラムを100%カナダ国外にてオンラインで受講したとしても、カナダで就労が可能なポスグラの取得には影響がない
という発表もありました。(条件は後ほど詳しくご案内します。)
今回のブログでは、このポスグラについての情報をまとめています。
※弊社と提携のある複数のビザ移民コンサルタントからの指導に基づき、情報を提供させて頂いております。
※弊社ではこの発表に関するご相談を受け付ける事は出来兼ねます。ご希望に応じて提携コンサルタントのご紹介が可能です。
※移民=永住権、Permanent Residence、PRと表現される事もあります。本ブログでは「移民」表記で統一しています。
※本ブログ上では便宜上以下の表記に統一しております。
One-time Open Work Permit :オープン就労ビザ
Post-graduation Work Permit (PGWP):ポスグラ
Study Permit:学生ビザ
Work Permit:就労ビザ
●”ポスグラ”とは?
公立カレッジ・大学卒業後に申請できる就労ビザ、Post Graduate Work Permit (PGWP)、通称“ポスグラ”ビザ。
ポスグラとは、雇用主が決まっていないオープンワークパーミットという就労ビザで、将来的に移民を目指す人にとっての強い味方。
一般的に、公立カレッジ・大学卒業後に申請できるポスグラ有効期間は以下の通り。
(※審査官の判断による為、異なる場合もあります。)
●8ヶ月プログラム(2セメスター) → 8ヶ月~1年間のポスグラ
●2~4年プログラム(4~8セメスター)→ 最長3年間のポスグラ
では、カナダ移民省(IRCC)からのポスグラに関する発表を時系列で見ていきましょう!
★2020年5月14日のカナダ移民省(IRCC)の発表
2020年5月14日、IRCC・カナダ移民省はこのポスグラ申請について以下の事を正式に発表しました。
2020年秋(9月)のコースがオンラインになる留学生のPGWP申請資格は影響を受けない、というものでした。
これは、既にカナダ国内で勉強している学生、または、春、夏のコースをスタートしている学生と同様です。
すぐにカナダへの渡航が出来ない場合、カナダ国外からクラスを開始し、オンライン授業を通じてプログラムの最大50%を完了する事が出来ます。
つまり、オンライン授業も通常のプログラム受講と見なされて、ポスグラの発行期間には影響がない、という事。
多くの公立カレッジ・大学が2020年秋開始のプログラムをオンラインでスタートする事を決定している中、大変嬉しいニュースでした♪
カナダに渡航出来なくても、オンラインで授業を開始していれば、卒業後のポスグラはちゃんと発行してもらえるので安心!となったわけです。
★2021年1月27日のカナダ移民省(IRCC)の発表
条件に当てはまる方は、2021年7月27日までにオンラインで申請する事により、ポスグラを最長18ヶ月申請出来るようになるという発表がありました。
これまで、ポスグラは一生に一度しか取得出来ない、かつ延長する事は不可という就労ビザでした。
前代未聞の発表に驚きましたが、コロナの影響で就職活動がうまく行っていなかった卒業生や、解雇になってしまい移民申請を諦めかけていた方には朗報でした♪
★2021年2月12日の移民省(IRCC)の発表
留学生に対する渡航規制緩和は発表されたものの、残念ながら感染者の増加は続いており、渡航前のPCR検査や渡航後の14日間の隔離も義務となっています。
日本からの直行便も少ない中、なかなかカナダ渡航に踏み切れる状態でないのも確かです。
そこで移民省(IRCC)は、カナダ国外で100%オンライン受講をしたとしてもポスグラの期間に影響しない、という発表を行いました。
詳細をカナダ移民省(IRCC)のページより抜粋します。
<カナダ国外で受講をしている学生の条件>
以下に当てはまる場合は、卒業後にポスグラ申請が可能です。
●ポスグラ申請条件を満たしている
●2020年3月に開講中であったプログラムに在籍している
または、
●2020年春から2021年秋の間にプログラムを開始する(した)
・学生ビザを持っている
または、
・学生ビザの許可が下りている
または、
・プログラムを受講し始める前に学生ビザを申請した
※最終的には学生ビザ許可が下りる事は必須
<ポスグラの期間にカウントされる就学期間>
カナダ国外にて100%オンライン受講でプログラムを修了する事が出来ます。
2020年春から2021年12月31日までの間にカナダ国外でオンライン受講していた場合、受講した期間全てポスグラ取得期間としてカウントされます。
これは、2つの異なるプログラムを修了する場合にも適用されます。
プログラムが2020年3月から2021年9月の間に開始している事が条件です。
●両プログラム共DLIを持つ教育機関が提供するもので、2年以内で完了する事
●各プログラムがポスグラ申請可能な教育機関提供であり、最短8ヶ月の期間である事
※2021年12月31日以降にカナダ国外で受講する場合、ポスグラの申請期間にカウントされません。
<カナダ国内で受講をしている学生の条件>
以下に当てはまる場合は、卒業後にポスグラ申請が可能です。
●コロナの影響でプログラムが対面からオンラインへと変更になった
または、
●コロナの影響で、冬・春・夏のセメスターを一時的に休学している、パートタイムで受講している
※2020年秋(9月)のセメスターまではフルタイム就学をしていた事
なんと、100%オンラインで受講してもカナダの就労ビザが申請出来るんだね!
●ポスグラに関する移民省の発表から読み取る「今出来る事」とは?
今後の進路や学習計画を考えるのもなかなか難しい状況が続きますね。
そんな中、カナダ移民省(IRCC)はポスグラに関して次々と上記のような発表を出してきました。
今後3年間で移民を120万人以上受け入れるという発表にも表れているように、カナダは留学生や留学を機に移民を目指す方に寛容です。
不透明な今後を心配して何もしないよりは、確定している情報から出来る事を考えて何かを始める事が今後に大きく影響してきますよね。
「出来ない事」について嘆かずに、「今出来る事」を始めませんか?
今後ワーホリや学生ビザなどで渡航、進学を考えている方も、今はオンラインでしっかりと英語力をつけておく事で時間とお金の節約が可能です。
究極の話、もしカナダ移民が最終目的であるのなら、カレッジプログラムは日本で生活費を節約しながら受講し、
晴れてポスグラを取得して渡航しても良いと思うのです!
万が一渡航しない事になったとしても、勉強して身についた英語力や知識は決して無駄にならないはず。
今後はもっとオンラインで出来る事が増えていく事が予想されるので、スクリーンを通しての英会話に慣れておくのも大切ですよね。
遠隔でも出来る事があるなんて、良い時代♪ テクノロジーってすごい。
オンラインの可能性ひや期待値が急速に伸びている最近はIT留学も人気です。
トロントは「北のシリコンバレー」と呼ばれるほどIT産業の発展が目覚ましいんですよ。
家で過ごす時間が増えた今、気になる事は色々今のうちに調べておきましょう!
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