【コロナウイルス関連】ワーホリ・カナダ入国の様子についての最新レポート
投稿日:2020年12月23日(水)
更新日:2021年3月18日(木)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響の為現在は、
・カナダの国籍の方
・カナダの永住権保持者とその家族
・渡航条件を満たす学生ビザ/許可レター保持者
以外は一部例外を除いてカナダへの入国は一時的に禁止されています。
そんな中、ワーキングホリデービザで入国条件を満たす二人の生徒様が無事カナダへご入国されました。
今回のブログでは、お二人に入国前の準備やカナダ入国時の様子について伺った内容をまとめました。
※現在、カナダへの入国は規制がかかっており、入国の条件を満たす学生ビザやワーキングホリデービザを持っていても必ず入国出来るとは限りません。
※本ブログでは便宜上「ビザ」と表記しますが、正式名称は「Permit」です。
●ご入国例①:Aさん
〈Aさんの渡航に関するこれまでの経緯〉
・2020年3月12日:トロント渡航。入国時ワーキングホリデービザを取得
・2020年3月24日:日本へ一時帰国
ご渡航後、わずか2週間で新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて日本へ一時帰国。
2週間のトロント滞在中に出来た事は、銀行口座開設、携帯電話の契約、お仕事の面接2件、などでした。
◆日本帰国中について
●日本帰国中は何をしていましたか?
日本一時帰国中(約4か月)は前の職場に戻る事ができました。
帰国して2週間自宅隔離後すぐに仕事をはじめました。
(Aさんは日本で調理師としてお仕事をされていました)
●再渡航を決めた理由はなんですか?
リスクは色々考えました。
でも、一度入国していたので
・日本にいる間ワーホリビザの残り期間がどんどん少なくなる事
・年齢的にもワーホリのラストチャンスだった事
等を考えると渡航を来年まで先延ばしにする事は選択肢にありませんでした。
カナダで生活したい気持ちを尊重してくれた職場のオーナー、
アクティベイト留学センターさんの心強いサポート
があったので必ず再渡航したい!という気持ちが維持できたのも理由の一つです。
・POEレターの有効期限内にカナダへ渡航出来ない可能性がある
・POEレターの有効期限が1ヶ月以内に切れる方
有効期限の延長リクエストはIRCC Webformよりお送り下さい。
※POEレター:ワーキングホリデー渡航許可証
●カナダでの雇用は決まっていましたか?
最初の渡航で2週間のトロント滞在時に面接してもらった日本食レストランでの雇用が決まっていました。
日本帰国前にトロントで働いたのは1日のみでした。
◆再渡航の準備について
●再渡航の為にどんな準備しましたか?
・雇用主へJob Offer Letter(雇用証明書)の依頼
・トロント到着後14日間の隔離宿泊施設の手配
・海外旅行保険の加入
・隔離計画書の作成
・航空券の手配
などです。
Job Offer Letterはカナダ政府が定めた基準に沿った内容で職場のオーナーに作成してもらいました。
最初、隔離先宿泊施設は自分で探していました。
しかし、自分で手配するのはかなり難しかったです。
最終的にアクティベイト留学センターさんの紹介の宿泊施設に決めました。
※現在カナダ入国後、14日間の自己隔離が義務付けられています。
●隔離計画書にはどんな事を記載しましたか?
・自分の氏名
・生年月日
・渡航の目的
・雇用が決まっている職場の名前
・職場の住所/電話番号
・到着後の隔離先住所
・空港から隔離先までの移動手段
・ドライバーの名前
・車種、ナンパープレート
・ドライバーと合流するまでの方法
・ドライバーとの連絡方法
・隔離期間の食事や薬など必要な物資の調達方法について
などを記載しました。
◆日本出国時について
●現在、東京ートロント間の直行便はありませんが、どういう経路でカナダへ入国しましたか?
デトロイト経由でトロントへ入りました。航空券は自分で手配しました。
●日本出国時はどんな感じでしたか?
羽田空港でチェックイン時は、
・パスポート
・航空券
・ワーキングホリデービザ
・Job Offer Letter
を確認されました。
チェックイン後、機内へ入る前に検温がありました。
出国時のチェックが厳しいと聞いていましたが、意外とすんなりチェックイン出来たので安心しました。
◆機内の様子について
●羽田ーデトロイト間
搭乗者は座席数に対して3分の1程度しかおらず、客室乗務員さんに「好きな席へ移動していいですよ」と言われました。
なので機内は必ず横2席は誰も座らせない状態で広々と快適に過ごせました。
羽田ーデトロイト間のフライト12時間は、機内では飲食の時以外は必ずマスクを着用するようお願いされました。
マスクを持っていない人は係員から無料でもらえます。
機内に入る前とフライト中の機内食サービス時には小さなアルコール消毒ペーパーが乗客に配布されました。
ドリンクサービスは食事の時の二回のみでした。後は水のペットボトルを欲しい人へのみ配布してました。
(毛布、枕、ヘッドホンなどは通常通り貸出していました)
●デトロイトートロント間
デトロイト-トロント間のフライト1時間は、こちらも3分の1くらいの搭乗者数でした。
座席は横二つ空けている状態で、ソーシャルディスタンスを呼びかけていました。
機内に入る前に検温検査、機内へ入ったらすぐアルコール消毒ペーパーを渡されました。
「マスクは必ず着用してください」と何度も機内アナウンスをしていました。
このフライトは時間が短いので食事、ドリンクサービスはありませんでした。
◆アメリカでの乗り換えとトロント到着時について
●アメリカでの乗り換えはどんな感じでしたか?
アメリカ入国の時と乗り換え便の機内に入る時に質問を受けました。
確認された内容は:
・カナダへの渡航の目的
・Job Offer Letterの確認
・トロント到着後の隔離生活について
(隔離計画書の提示は求められませんでしたが同じ内容の質問を受けました)
搭乗の1時間前から搭乗ゲート入り口で一人ずつ並ぶよう指示があり、ここでも機内へ入る前に検温がありました。
※アメリカで乗り継ぐ際にはアメリカで入国審査があります。
(デトロイトの空港の売店やレストラン、お土産屋さんなどはほぼ閉まっていました)
●トロント到着時の様子と入国審査について教えて下さい。
日本出国、アメリカ経由とその都度検温や質問などありましたが、トロント到着後の入国審査が一番厳しかったです。
到着後、飛行機を降りてから「Traveler Contact Information Form」へ記入を求められました。
Traveler Contact Information Form
その後入国審査に進み、入国審査官に以下の内容を確認されました。
・滞在期間
・渡航目的
・Job Offer Letterを持っているか
・咳や発熱などの症状があるかどうか
前回渡航した時、2週間しか滞在していなかったのでSIN(※1)を取得出来ていませんでした。
今回入国時に空港でSINの発行を依頼しましたが、Service Canadaで取得するよう言われました。
夜遅い時間の到着便でしたが、審査を終えてゲートを出るまで約1時間かかりました。
事前にArriveCAN(※2)アプリをダウンロード、隔離先などの情報を入力して準備していましたが、ArriveCANについては聞かれませんでした。
(※1): SIN (Social Insurance Number):
納税などを管理する、社会保険番号です。
カナダで仕事に就く場合必ず取得しなければなりません。
仕事が決まったら雇用主にSINを伝える必要があります。入国時に空港で発行してもらえる事もあります。
発行してもらえなかった場合は、Service Canadaオフィスで申請します。SINは即日発行されます。
(※2):ArriveCAN:
入国時の手続きをスムーズに行えるようカナダ国境サービス(CBSA)がリリースしたアプリです。
入国者の情報を事前に入力、到着時に確認番号を提示する事が義務付けられています。
●トロント到着後、空港から隔離先までの移動はどうしましたか?
アクティベイト留学センターさんにドライバー手配をお願いしました。
ドライバーと事前にやり取りが出来たのも良かったです。
トロントの空港で確認したところ、TTCなど公共交通機関を使わないのであればUberなどの利用はOKとの事でした。
※現在Uber乗車時はマスクの着用が義務化されたており、乗車は後部座席のみとなっています。
●14日間の隔離生活中はどのように過ごす予定ですか?
隔離後の部屋探しと、英語の勉強をします。
アクティベイト留学センターさんに沢山情報をもらい、携帯電話の契約もオンラインでできました。
今後SINもオンライン申請する予定です。
●無事に入国出来た感想をお聞かせください。
ひとまず、無事に入国出来て良かったです!
渡航前にJob Offer Letterを東京のカナダ大使館に見てもらう等もしました。
カナダ大使館からの回答は、
「ジョブレターは問題ないと思いますが、在日カナダ大使館は許可をする立場ではないことから、ご自身の判断で渡航を計画して下さい。」
という事でした。最終的な入国時の決定権は国審査官にあり入国を認められない場合もあると理解していたので心配でしたが、入国できて安心しました。
入国までアクティベイト留学センターさんと職場のオーナーには本当に沢山サポートして頂いてとても感謝しています。
●ご入国例②:Bさん
〈Bさんの渡航に関するこれまでの経緯〉
・2020年2月:ワーキングホリデー許可レターを取得 (入国期限:2021年2月末)
・2020年9月:日本からお仕事探し、Job Offer Letterを貰う
・2020年10月:カナダ入国
ワーキングホリデー許可レター取得後、間もなく渡航規制がかかり、渡航するかどうか悩んだBさん。
悩んだ末、渡航条件をクリアすべく、日本からお仕事探しを開始されました。
◆日本からのお仕事探しについて
●入国の条件である、Job Offerですが、日本からどのようにお仕事探しをされましたか?
カナダの日系情報サイトe-Mapleと求人サイトindeedを利用して探しました。
記載されていたアドレスにメールを送り、Zoomにて面接を行いました。
●雇用が決まったのはどんなお仕事のどんなポジションですか?
レストランのキッチンスタッフです。慣れてきたら、サーバーもトライしようとの事でした。
◆ご渡航前の準備について
●ご渡航の準備としてどんな事をされましたか?
入国時に現地で使える電話番号が必要という事だったので、日本からSIMカードを契約しました。
●入国に備えて、具体的にどんな書類を用意しましたか?
・自己隔離計画書
・ワーキングホリデーの許可レター
・海外旅行保険
・Job Offer Letter
・銀行の残高証明書 (日本の銀行のものを英文で準備しました)
●隔離計画書にはどんな事を記載しましたか?
・メールアドレス、現地で使える電話番号等の個人情報
・隔離先の住所
・職場の住所と雇用主の連絡先
・空港から隔離先までの移動方法
・空港ピックアップドライバーの名前と連絡先
など
◆ご入国時の様子について
●航空会社はどこをご利用になりましたか?
エアカナダを利用しました。
トロントへの直行便がなかったのでバンクーバー経由便を利用しました。
●日本出国時の様子について
出国カウンターで、Job Offer Letterとワーキングホリデーの許可レターの提示を求められました。
その場で熱がないか、その他コロナウイルス感染症の症状が無いか確認されました。
空港の様子は、ほどんどのお店が閉まっていて人も全然いませんでした。
◆空港、機内の様子について
●東京―バンクーバー間
日本からバンクーバーの機内には20人程度しか乗っていなかったと思います。
(成田のグランドスッタフの方もその日は特別空いているとおっしゃっていました。)
機内では、マスクを鼻が隠れるようにしっかりしてくださいと注意を促していました。
食事はトレーなど使い回しのもは使用せず、全て袋に入っている物でした。
●バンクーバーートロント間
カナダ国内線はとても混んでいて3人席も4人席も座席は空ける事なく座っていました。
コロナの影響で食事の提供はしないとの事でした。
国際線同様、乗客にマスクの着用を促していました。
●バンクーバーでの乗り換え時の様子について
飛行機を降りるまでは、数分だったと思います。
入国審査場には多くの人がいて20分くらい待ったと思います。
国内線の方に移ると更にたくさんの人がいました。国内線の方はカフェなどのお店は開いていました。
入国審査時、検温はありませんでしたが、症状についての問診はありました。
隔離計画書の提出も求められませんでしたが、隔離先の住所や隔離について理解しているかどうかなどを何度も聞かれました。
他にも、入国の目的、これまでカナダへ渡航した事があるかどうか、 Job Offer Letterに記載してある住所、雇用主の情報などを確認されました。
入国時にワーキングホリデービザと一緒にSINは発行してもらえなかったので後日オンラインで申請しました。
●トロント到着時の様子について
機内は混んでいましたが、15分程度で降りられました。
国内線だったので、細かい質問はされませんでした。
Travel Contact Information Formの記入も求められず、ArriveCANの確認以外は特に何もありませんでした。
◆空港からの移動、隔離先について
●空港から滞在先までの移動はどうしましたか?
アクティベイト留学センターさんにピックアップドライバーさんを手配していただきました。
ドライバーの情報、車種やナンバープレートなども事前にお知らせくださったので、隔離計画書作成時に役立ちました。
●隔離先はどのようにして手配しましたか?
ドライバーさん同様、アクティベイト留学センターさんに手配していただきました。
隔離先の部屋の写真や住所なども事前に送ってもらえたので良かったです。
●14日間隔離生活はどのように過ごされましたか?
最初の1週間は隔離後の部屋探しをしていました。
その後、スマートサーブの申し込みをしました。隔離中に集中して二日でテストまで完了出来ました。
残りの期間はNetflixを見たり英単語を勉強したりしました。
●期間中、保健所の担当者より隔離状況の確認の電話はありましたか?
14日間の間に3回電話がありました。
1回目:名前、隔離先の住所、空港からどこも立ち寄らずに隔離施設へ移動したかどうかなどを確認されました。食事や薬の手配方法などについても聞かれました。
2回目:発熱やその他の症状の有無の確認。庭やベランダなど他者との接触無しに外の空気を吸える環境にあるかどうか等も聞かれました。
3回目:発熱やその他の症状の有無の確認だけでした。
人によっては三者通話で日本語の通訳が付く場合もあるようです。
●無事に入国出来た感想をお聞かせください
渡航前にステージ2に戻ってしまったので、正直入国できるかどうかかなり心配でしたが無事入国出来てよかったです!
SNSでカナダについて調べているうちにアクティベイト留学センターさんを見つけてDMをしました!
今回はこのような状況だった事もあり、複数の留学エージェントさんにコンタクトをしましたが、アクティベイトさんはこちらが聞いた事に加えて、更に有益な情報やコメントを下さるのでとても信頼していました!
カナダへの渡航やエージェントについて聞かれた時は、「絶対にアクティベイトさんが良いよ!」と勧めてます!
(Bさん、ありがとうございます!スタッフ一同感激です!)
●常に現地最新情報の入手を!
状況は刻一刻と変わりますので、常に最新の情報を入手するように努めてください。
ご自分では探すのが難しい情報等がありましたら弊社へお問い合わせください!
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