【カウンセラーのひとり言】カナダ トロントで体験したアルバイトを一挙公開!
投稿日:2021年7月2日(金)
入国しやすくなったカナダでお仕事探し?カウンセラーの実体験をお話します!
7月からワクチンを2回接種した渡航者には14日間の隔離義務が免除になるとか…。
そうなんです!カナダは少しずつですが確実に入国しやすい状況となってきましたよ。
2021年7月現在、ワーキングホリデー保持者はジョブオファーがあれば入国が可能です。
また、今年のワーキングホリデーの応募にはジョブオファーの提示が必要となっています。
いよいよ渡航準備を始めるという方は、どんなアルバイトが可能なのか、お給料はいくらなのか、仕事内容はどんなものか、英語力はどの程度必要なのか、色々と気になっていると思います。
今回は、カウンセラーWakanaのワーキングホリデー、カレッジ時代に体験したアルバイトを大公開します!
それぞれのお仕事の
・ポジション
・見つけた方法
・仕事内容
・シフト
・必要英語レベル
・賄い事情
・お給料
・チップの分け方
・身に付けたスキル
・苦労した事など
をお話します!
10年以上前のお話ですが・・・参考にしていただけると嬉しいです!
●ワーキングホリデー時代
◆ジャパニーズレストランのサーバー
大学生時代のアルバイト以来のお給仕の仕事。
韓国人のオーナーと日本人のシェフのいる小さなレストランでした。
まだ新しかったので固定のお客さんも少なく、ランチタイムには誰も来ない…という事も。
・ポジション:ランチのサーバー(ウェイトレス)
・見つけた方法:日本語のクラシファイドサイトe-Mapleで求人があったので英文履歴書を送り面接へ
・仕事内容:シフト開始と同時にお店のフロア全体の掃除、洗面室掃除、テーブルのセットアップ、注文を受けてキッチンへ通してお客さんへ運ぶ、みそ汁やサラダ、アイスクリームなどは自分で用意、アルコール類も自分で準備、お客さんの様子を確認、食器を下げる、テーブルを綺麗にする、請求額を計算してお客さんから支払いを受け取る など
・シフト:平日の10-15時くらい
・必要英語レベル:中級以上の日常会話程度(私は語学学校に3ヶ月行った後に始めました)
・賄い事情:ランチタイム終了後にキッチンのシェフが立派なお昼ご飯を用意
・お給料:(記憶が曖昧ですが)サーバー用の最低時給 ※
・チップの分け方:清算の際にチップとして預かったお金を別に取っておき、2週間に1回の割合でキッチンのアルバイトと分けていた。
(記憶が曖昧ですが)サーバーには75%、キッチンには25%だったかな?
・身に付けたスキル:接客英語
・苦労した事など:ランチタイムのサーバーは私だけ。基本混まなかったけど、たまにすごく混む日があり、一人で全部の仕事を行うのは大変だった…。
電話でオーダーを受ける時は恐怖でしかなかった。聞き取れずにオーナーに代わってもらった事も。
うっかり食器を割ったりしたらお給料から天引きだった…。
※オンタリオ州の最低時給:一般的な仕事$14.25・サーバーの仕事$12.45(2021年7月現在)
https://www.ontario.ca/document/your-guide-employment-standards-act-0/minimum-wage
◆住み込みキャットシッター
仕事というか、語学学校時代の先生の友人が長期旅行に出かけるので、その間に2匹の猫の面倒をみてほしいとい事でした。
動物は好きだけど猫の面倒はみた事がなかった私…。好奇心で始めました。
・ポジション:キャットシッター
・見つけた方法:先生が授業の後にクラス全体に声をかけた時に「やります!」と言った。
・仕事内容:2匹の猫と一緒に暮らし、ご飯やおトイレのお世話。
・シフト:7日間24時間(普通にバイトとか遊びには行くのはもちろんOK)
・必要英語レベル:不要。飼い主さんと一度会って話して、インストラクションは全て英語だった。
・賄い事情:家にあるスナックや食材は好きに使って良いと言われた。家にあるDVDなど見放題で、この時に「Sex and The City」を全部英語で観た。
・お給料:家賃や光熱費が無料
・チップの分け方:N/A
・身に付けたスキル:猫と暮らす方法
・苦労した事など:1匹がかなりおばあちゃん猫で、飼い主さんにしか懐かない子。終始寂しそうで可哀そうだった。
ベッドで寝て良いと言われてたけど、人のベッドはちょっと…という事でソファーを使っていた。
◆サブのチェーン店でのサブ職人
皆知ってる某サブチェーン店。
ダウンタウンの総合病院内のフードコートに店舗がありました。
オーナー夫婦はハムなどの食材を扱っているのにポークを触ったり食べたり出来ない宗教の方達でした。
ドクターやナースなど常連さんも多く、フードコート内の他の店舗の人とも仲良くなったり出来ました。
・ポジション:サブサンドイッチ職人
・見つけた方法:トロントで知り合った日本人の友人がワーホリの期限が切れて帰国するのをきっかけに後任として紹介してくれて面接へ
・仕事内容:朝一で材料を切ったりパンを焼いたり準備、お客さんが来たら注文を受けて要望通りにサブを作る、空き時間に洗い物、足りなくなった材料の準備、週1のデリバリー前後の在庫確認 など
・シフト:平日9-15時くらい
・必要英語レベル:中級以上の日常会話程度
・賄い事情:自分の好きなハーフサブを1つ無料、ドリンクを$1くらいで買えた気がする。
・お給料:(記憶が曖昧ですが)一般的な仕事の最低時給
・チップの分け方:サーバーではないので基本チップは無し。レジ前のカップにたまに小銭を入れてくれる人がいたので、それを月1回くらいでペアで働いている人と分けていた。
・身に付けたスキル:リスニング力、異文化・宗教への理解力・対応力
・苦労した事など:バイト初日までにメニューと中身を覚えないといけなかった。
オーナー夫婦の英語にクセがあり聞き取れずイライラされる事も。
様々な宗教のお客さんがいて、お肉を触ったナイフや手袋などの扱いには慎重にならなければいけなかった。
ランチ時は目の回る忙しさで次々と来る注文をさばくのが大変だった。
短時間シフトだったので休憩15分の間にサブを食べ切るのが地味に辛かった。
◆ワインバーのディッシュウォッシャー
サブ屋さんのシフトが増えるわけでもなく、もう少しお小遣いがほしいなぁと思っていた時、たまたま見つけた週末だけのお仕事。
ローカルなワインバーでのディッシュウォッシャーで、一緒に働くスタッフもお客さんも「ザ・カナダ人」という環境でした。
仕事自体はまさにお皿洗いだけで面白いわけではなかったけれど、英会話の練習が出来るのは良かったです。
まさかのお店のドリンクも好きに飲んで良いというのは驚きでした。
・ポジション:ディッシュウォッシャー
・見つけた方法:日本語のクラシファイドサイトe-Mapleで求人があったので英文履歴書を送り面接へ
・仕事内容:ひたすら食器やグラス、調理器具を洗う、たまにサラダなどの盛り付け、生牡蠣を出す時期には牡蠣の殻を開ける、閉店間際のゴミ捨て など
・シフト:金曜と土曜の17-23時くらい
・必要英語レベル:初級でも大丈夫かな?(接客は無いけど他のスタッフとの意思疎通に多少必要)
・賄い事情:特に決まっておらず、キッチンの人が作ってくれたり、その辺のパン食べたり。ジュースやアルコール(!)は好きに飲んで良いと言われていた。
・お給料:(記憶が曖昧ですが)一般的な仕事の最低時給+0.5くらいだった?
・チップの分け方:サーバーではないので基本チップは無し。
・身に付けたスキル:ディッシュウォッシャーの使い方、牡蠣ナイフの使い方、ワイングラスの拭き方
・苦労した事など:忙しい時はマシンが追い付かず、手洗いをしなければいけない事も。
暑い日はドロドロに汗をかいた。
ゴム手袋の中でせっかくのネイルが溶けてしまった事もあった。
オーナーは優しかったけど、マネージャー(オーナーの彼女)が厳しくて、ワイングラスの曇りを咎められて何度もやり直しさせられた…。
色々経験したんだね~!
まさか、三十路にして初めて牡蠣ナイフを扱えるようになるとはね…(笑)
●カレッジ時代
◆ケンジントンマーケットのカフェでバリスタ
平日だろうが行列の出来るものすごい人気のカフェ。
先人達が頑張ってくれたおかげで、トロントでは『日本人は働き者』というイメージが定着しています。
このカフェではそんな『働き者の日本人』を雇う傾向にあり、同僚はほとんど日本人でした。
でもお客さんはローカルの人が多く、注文を取る以外にもちょっとお喋りしたり出来る環境でした。
・ポジション:バリスタ
・見つけた方法:日本語のクラシファイドサイトe-Mapleで求人があったので英文履歴書を送り面接へ
・仕事内容:朝シフトの時はその日出すパンやマフィン、クッキーを焼く、残量を見て常に新しいコーヒーを落とす、エスプレッソマシンを使ってドリンクを作る、スムージーやジュース、サンドイッチを作る、オーダーを取ってレジで精算、食器を下げる、食器を洗う(夏の繁忙期にはディッシュウォッシャー登場)、接客の合間にストックしておくアイスティーやアイスコーヒーの大量生産、在庫を確認して足りないものを買いに行く、夜シフトの時は閉店時の掃除、ゴミ出し作業、レジを閉める作業 など
・シフト:ランダムに週4-5日程(土日を含む)
・必要英語レベル:中級以上の日常会話程度
・賄い事情:お店の全アイテムが50%OFF
・お給料:(記憶が曖昧ですが)一般的な仕事の最低時給+0.5くらいだった?
・チップの分け方:サーバーではない仕事のわりに、お客さんが多い為レジ前のカップがいつもチップでいっぱい。そのシフトに入っていたスタッフで山分け。
・身に付けたスキル:エスプレッソマシンの使い方、ラテアート(基本だけ…)、その他のカフェアイテムの作り方、面倒くさいお客のあしらい方、電話オーダーのスムーズな対応
・苦労した事など:メニューの数が半端なくて全ての作り方をマスターするのが大変だった。
しかも超アナログレジで、レジをパンチする為に全てのアイテムと価格を暗記する必要があった。
パティオが広く夏の繁忙期はひっきりなしにお客さんが来るので、食器を下げるだけでも一苦労。
お店にエアコンが無かったので夏はドロドロに。
場所柄ちょっと変わったお客も多く、うまくあしらうのが大変だった。
◆留学エージェントの新規渡航者ツアーガイド
ワーキングホリデー渡航の際にお世話になった留学エージェントの生活ガイドツアーのガイド。
渡航したばかりの生徒さんを銀行口座開設やSIN取得などの手続きに連れて行ったり、道々自分の体験談を話したり、
留学の初心に帰る事の出来る貴重な体験でした。
この仕事がきっかけで、現在の本格的な留学カウンセラーの職に就く事になりました。
・ポジション:新規渡航者ガイド
・見つけた方法:お世話になっていた留学エージェントさんに声をかけてもらった(サブ屋さん時代の同僚がここで働いていた縁も)。
・仕事内容:銀行口座開設、SIN取得などの手続きのお手伝い、公共交通機関の使い方案内、学校までの行き方案内、カフェでのオーダーの仕方を伝授 など
・シフト:月に3-4回(1回5時間程度)
・必要英語レベル:中級くらい
・賄い事情:N/A
・お給料:秘密
・チップの分け方:N/A
・身に付けたスキル:改めて銀行口座開設の方法やSIN取得の方法、留学エージェントの仕事を垣間見た
・苦労した事など:手続きの待ち時間が長くて時間内に終わらせるのが大変だった事も。
途中で生徒さんが疲れてしまって予定通りに進まない事もあった。
伝えたい事が多すぎて声がガラガラに。
当時は学校の説明など分からない事もあったので疑問に答えられない時は申し訳なかった。
●カレッジ卒業後
◆バスルーム関連インテリア輸入会社でインターンシップ
卒業後にすぐに就職出来る気がしなかったのでインターンシップ先を探していたところ良いタイミングで見つかりました。
オフィスがトロント市外にあり遠かったのですが、経験させてもらえるなら、と通う事にしました。
ほぼ無給のインターンシップだったので生活の為にカフェでのアルバイトと掛け持ちしていました。
・ポジション:マーケターのアシスタント(インターンシップ)
・見つけた方法:日本語のクラシファイドサイトe-Mapleで求人があったので英文履歴書を送り電話面接へ
・仕事内容:リサーチ、ウェブサイトのSEO対策、取材依頼の電話 など
・シフト:週4回(1日7時間くらい)
・必要英語レベル:上級近く
・賄い事情:N/A
・お給料:最初は交通費とランチ代、その後時給$5くらい
・チップの分け方:N/A
・身に付けたスキル:英語でコミュニケーション能力、マーケティングの知識少し、WordPressの使い方少し
・苦労した事など:インターンシップとは言え、スピードと正確さを求められた。
職場が遠かったので朝早く家を出るのが辛かった。
英語での電話はやはり恐怖だった。
カフェの仕事との掛け持ちでかなり体力を消耗した。
●無駄な経験は何一つない!
私の長い思い出話にお付き合い頂きありがとうございました!
ワーキングホリデーからカレッジに入学して卒業、この間に沢山の仕事にチャレンジしました。
正直合わない仕事もありましたが、やってみなければ合うも合わないも分からなかったと思います。
振り返ってみると、コネクションで始まった仕事もありましたし、面接で決まった仕事もやはりご縁があって見つかったもの。
知り合いがただの一人もいなかった異国の地で、こんなに沢山の仕事やオーナーさん、仕事仲間との出会いがあった事、本当にありがたいと思います。
皆さんにもカナダで沢山の出会いがありますよう!!
カナダで就職をする為には就労許可証(Work Permit)が必要です。
ワーキングホリデーを利用済みの方や、年齢的に条件が合わない方、色んな方法がありますのでご相談ください!
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