【IT留学】10分後にはSEとプログラマーの違いが言える!
投稿日:2021年3月8日(月)
更新日:2021年9月20日(月)
あなたがなりたいのはSE?プログラマー?この違いを知ってますか?
IT系の仕事がしたいんだけど、何の勉強すればいい?
IT系の仕事にも沢山の種類があります。
例えば一つのシステムを作るのにも、沢山の職種の人が関わっているんです。
IT業界のどのような部分に携わりたいかで、勉強すること、就くべき職業が変わってきます!
昨年のコロナ禍による急激な働き方の変化と、トロントでIT留学をしたいという声の高まりを受けるまで、
恥ずかしながら、私はウェブデザイナーとプログラマーの違いすら分からないようなIT音痴でした。
しかしIT業界について知識を深めていくと、仕事が細分化されていてとても興味深いことに気が付きました。
それにも増してIT初心者だけどITの勉強をしたい!という方にも挑戦してもらえるように、なりたい職業を分かりやすくご案内することの大切さを感じています。
そこで今回は人気があるが混同しやすいIT業界内の職種
『SE(システムエンジニア)』と『プログラマー』
この2つに焦点をあてて、分かりやすくご紹介します!
■システム開発の工程
SEとプログラマーの違いを理解するには、まずシステム開発がどのように行われているかを理解する必要があります。
まずは以下の図をご確認ください。
上記の図で分かるように、通常SEとプログラマーがそれぞれ違う仕事を行い一つのシステムが作られていきます。
図にもありますが、簡単にそれぞれの工程について解説を行います。
1.要件定義
まずはどんなシステムをどのような予算で、いつまでに作り上げるのか。
どのように導入して、その後運用していくのかなど、このシステム開発の一連の流れを決めていきます。
これはSEとクライアント(内部開発の場合は他部署)と共同で行っていきます。
2.基本設計
要件定義で決まった事項を基に、システムの外部的な設計を行っていきます。
具体的には、ユーザーからの見え方や使用方法などがここで決まります。
クライアントに提出する書類の為、専門家以外が見ても分かる企画書の作成が行われます。
3.詳細設計
要件定義と基本設計で決まったことを基に、実際にどのようにシステムを開発していくのかを決めていきます。
プログラマーに向けた専門的な設計書を作っていきます。
4.システム構築
詳細設計に基づき、実際にプログラミングを行っていく工程です。
5.テスト
各モジュール毎に行うテストを経て、モジュール統合後に全体的に仕様に問題が無いかの確認を行っていきます。
6.納品(システム移行)
クライアントに出来上がったシステムを納品します。
この時に既に利用しているシステムからのアップグレードや変更の場合には、システム移行も行います。
システム移行は不具合が起きないように決められた時間内に行う必要がある為、高いスキルが必要とされます。
7.運用、保守
納品後もバグなどが発生しないか、実際にユーザーが利用しやすい環境が整っているのかなどに気を配ります。
必要に応じてシステムのアップデートを行ったり、サーバーダウンのトラブルなどに対応をしていきます。
■SE(システムエンジニア)の仕事と必要なスキル
SEはエンジニアという言葉から、パソコンに向かって黙々と仕事をしているように思われることも多くあります。
しかし、上記のシステム開発の流れを見て頂ければ分かるように、実はクライアントとの関りが非常に多い仕事です。
SEは顧客対応も行い、更に内部(システム開発チーム)の総合指揮も行っていくことになります。
その為、絶対に不可欠なのはコミュニケーションスキルとリーダーシップです。
そしてクライアントが何を求めているかを理解し、それに沿う提案を行っていくスキルも求められます。
技術面ではプログラマーにも負けない、プログラミングのスキルとITに関する高い知識が必要です。
実際にプログラミングを行わないことが多いのですが、提案を行ったり設計書を作っていく上でこういったスキルや知識は欠かせません。
SEという言葉は日本では広く知られていますが、海外ではSoftwear EngineerやWeb Application Programmerという職種が日本のSEに近い職種です。
●おススメの公立カレッジプログラム
Honours of Bachelor of Technology – Software Development (BSD)
プログラム期間:4年間(8セメスター)
プログラム開始時期:9月、1月
トロントの北に位置するSeneca College。
このプログラムではカレッジでありながら、学士を取ることが出来ます。
4年間を通してソフトウェア開発を中心に高い技術の獲得をします。
また、IT業界で必要となる以下のような様々な知識を広く学んでいきます。
・オペレーティングシステム
・ウェブアプリ
・マルチメディア
・ウェブ上でのセキュリティ
・データベース
・システムのデザインや分析
SEとして欠かせない、IT業界で必要なコミュニケーションスキルもこのプログラムで学ぶことが出来ます。
■プログラマーの仕事と必要なスキル
プログラマーは多くの人がイメージをしている、コードを書いてシステムを作っていくことがメインの仕事です。
IT業界の移り変わりはとても早く、どんどん新しいプログラミング言語が生まれます。
また新しい言語の中でも環境の変化によって、書き方が変わってくることもあります。
その為、言うまでもなくプログラマーはプログラミングスキルを持っていることは勿論、常に新しいことを学んでいく必要があります。
効率的でその場に応じた最適なコードを使うという、冷静で論理的な考え方も要求されます。
そして、クライアントとの直接のかかわりは少ないですが、チームでのシステム構築を行っていくことが多い為、コミュニケーションも大事なスキルです。
●おススメの公立カレッジプログラム
Computer Programming
プログラム期間:2年間(4セメスター)
プログラム開始時期:9月、1月
トロントの西に位置するHumber College。
IT系のプログラムに定評があるHumber CollegeのComputer Programmingプログラムでは、
Java, C#, ASP.NET, PHP, Python, Android programmingなど、企業が必要としているプログラミング言語を幅広く学ぶことが可能です。
講義と実習をバランスよく取り入れ、ウェブ構築やアプリ開発、各テストや保守などについても知識を広げ、業界で求められる人材を目指すことが出来ます。
また個々の技術だけではなく、チームの一員としての働き方も培っていきます。
■まとめ
同じシステム開発のチームの中でも、SEとプログラマーが異なる仕事をしています。
SEはプログラマーの技術に加えて、リーダーシップスキルやIT業界全体の広い知識を身につける必要があります。
その為、プログラマーの経験を数年経てSEへ転職するのが一般的です。
今回はSEとプログラミングについて取り上げましたが、IT業界にはまだまだたくさんの仕事があります。
それぞれを理解していくことで、IT業界なんて無理!と思っていた方でも挑戦が出来る職種が見つかるかもしれません!
カナダ・トロント公立カレッジ留学、専門・IT留学についてのお問い合わせはお気軽に!
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2021年3月17日(水)【インスタライブ】withトロントの人気カレッジ“Humber College”の日本人スタッフさん
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