学生ビザでカナダへの渡航、今どうなってる？

引き続き多くの国が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響を受けています。

しかし、カナダではワクチン接種が進み入国規制緩和が進んでいます。現在は、

・カナダの国籍の方
・カナダの永住権保持者とその家族
・渡航条件を満たす学生ビザ・ワーキングホリデービザ/許可レター保持者
・ワクチン完全接種者の観光目的での入国

上記の条件下で入国が認められています。

そんな中、つい先日学生ビザでカナダへ入国された方へ日本出国時からカナダ入国までの様子について詳しく伺いました。

※入国規制緩和が進んでいますが、最終的な判断は入国審査官によって下されますので入国の条件を満たしていても必ず入国出来るとは限りません。
※本ブログでは便宜上「ビザ」と表記しますが、正式名称は「Permit」です。

●2021年9月7日以降のカナダ入国に関する新ルール <9月12日Updated!>

これまで必要に迫られていない目的(観光など)での入国は認められていませんでした。

しかし、2021年9月7日よりカナダは世界各国からの旅行者受け入れを再開しました。

これにより観光でのカナダへの渡航が可能となりました。

2021年9月7日より観光目的でカナダへ入国する主な条件は：

※１カナダ政府承認のワクチンについては以下のブログをご参照下さい。

 

■Kさんの渡航に関するこれまでの経緯

学校お申込前の英語力はビギナー(TOEIC280)レベルだったそうです。

それからご自身で勉強したり、申込をした私立カレッジの英語コース受講等で最終的にカレッジ進学に必要なIELTS5.0程度まで上げる事が出来ました。

 

■カナダ渡航前について

　●日本滞在時には何をしていましたか？

留学資金を貯める為にアルバイトをしたり、英語の勉強をしたりして過ごしました。

コロナ禍で外出自粛していたこともあり勉強するには良いタイミングでした。

英検、3級、準2級の問題集を解いたり、英語の文章の音読をしました。

リスニングには、ネットフリックスで海外のアニメを英語字幕と英語音声で鑑賞しました。

申込をしたカレッジの提携語学学校のオンライン授業を8週間受講出来た事も英語力アップにつながったと思います。

 

　●カナダ渡航を決めた理由は何ですか？

30歳を過ぎて英語を学べて働ける留学スタイル「コープ留学」というのを知って、カナダへ渡航し勉強したいと思いました。

 

　●学生ビザ申請後どの位で許可が下りましたか？

2021年1月下旬に申請をしました。

3月上旬にバイオメトリクスのリクエストレターが届いたので予約手続きをし、4月上旬に東京の登録施設で登録しました。

その後4月中旬に学生ビザの許可が下りました。バイトメトリクス登録後は早かったです。

 

■再渡航の準備について

　●渡航の準備としてどんな事をされましたか？

・航空券の手配
・海外保険加入
・日本で受けるPCR検査の予約 ※①
・渡航後の滞在先手配
・2回のワクチン接種
・ワクチンパスポートの申請(英語の表記もあった為翻訳は付けませんでした)
などです

※①：日本で受けるPCR検査の予約
日本で受けるPCR検査の病院は、アクティベイト留学センターさんに紹介してもらった「にしたんクリニック」さんにお願いしました。

　

　●入国に備えて、具体的にどんな書類を用意しましたか？

　

 

■日本出国時について

　●どういう経路でカナダへ入国しましたか？

中部国際空港から成田国際空港、ダラス空港（アメリカ）を経由してカナダ(トロント)へ入国しました。

 

　●日本出国時はどんな様子でしたか？

中部国際空港では、申し込んでいる学校名の確認で入学許可証とPCR陰性証明、ArriveCANの登録について確認されました。

成田空港での出国時にはマスクを外して顔を見せて確認をしたのみで、特に何も質問はありませんでした。

保安検査前にサーモグラフィーカメラがあり自分で体温を確認はしましたが、その報告や問診はありませんでした。

国内の空港内は空いていましたが、同じ飛行機に乗る人は国際線、国内線ともに思ったよりも沢山いました。

アメリカのダラス空港は保安検査前のお店は営業していませんでしたが、保安検査通過後のお店はほとんど開いていて人も沢山いました。

 

■機内の様子について

　●成田―ダラス間

2/3ほどの席が埋まっていて、私の隣の席にも人がいました。

機内では、希望者に消毒綿が配られました。

キャビンアテンダントさんは、食事の時以外はマスクを着用するように指示が書かれたプレートをもって機内を巡回し案内をしていました。

機内ではマスク着用の案内がありましたがそれ以外にルールはありませんでした。

食事も2回提供されアルコールの提供もありました。

　●ダラスートロント間

機内はほぼ満席でした。

マスクを外している搭乗者はキャビンアテンダントさんから注意を受けていました。

飲み物とスナックの提供のみでした。

 

 ■ダラスでの乗り換えとトロント到着時について

　●ダラスでの乗り換えはどんな感じでしたか？

ダラスへの便へ乗る前の搭乗口で宣誓書（空港でもらえました）とPCR陰性証明、パスポートと搭乗券を見せました。

アメリカ入国時にはパスポートを見せて顔の確認を行いました。

アメリカは乗り継ぎだけだったのでスムーズに進み、移動を含めて30分もかかりませんでした。

保安検査でも特に何も聞かれず、ArriveCANと陰性証明を見せるように言われました。

トロント行きの飛行機を待っている間、事前に係員の方から陰性証明とArriveCAN、搭乗券とパスポートを確認されました。

書類の確認のみで特に質問される事はありませんでした。

 

　●トロント到着時の様子について教えて下さい

着陸してから飛行機を降りるまでは10分もかからずとてもスムーズでした。

入国審査ではArriveCANの番号とパスポートを見せるのみで特に質問される事はありませんでした。

滞在先の確認などもありませんでした。

入国審査までは移動と列に並んでいたのも含めて15分くらいでしたが、イミグレーションがかなり混んでおり、1時間40分程度待ちました。(飛行機を降りるまでにトイレは済ませておいた方がいいです。)

イミグレーションではパスポートとビザ申請の許可レターのみを提出してスムーズにビザが発行されました。

特に質問される事はありませんでした。

　●空港から隔離施設までの移動はどうしましたか？

事前にPRESTOカードを用意していたのでバスと地下鉄で移動しました。

空港と渡航先をグーグルマップで調べて、経路やバスの番号、地下鉄の番号などグーグルマップの通りに進みました。

　●渡航後の滞在先はどのようにして手配しましたか？

日本からe-Mapleをみて自分でシェアハウスに申し込みました。

オーナーさんがビデオで内見をしてくれたので、そこに決めました。

 

 　●空港でSINは発行されましたか？

 SINナンバー※を発行してもらえるか聞きたかったのですが、イミグレーションが混んでいたこともあり聞けませんでした。

結局発行されず、入国後にオンライン申請する予定です。

※SIN (Social Insurance Number)：
納税などを管理する、社会保険番号です。
カナダで仕事に就く場合必ず取得しなければなりません。
仕事が決まったら雇用主にSINを伝える必要があります。入国時に空港で発行してもらえる事もあります。

 

 　●無事に入国出来た感想をお聞かせください。

イミグレーションで並んだ以外はスムーズに進んでよかったです。

特に質問などもされなかったので困ることはありませんでした。

空港はWIFIが使えるので空き時間も困りませんでした。

　●アクティベイト留学センターについてのご意見やご感想などありましたら教えて下さい。

すごく丁寧に連絡をとってくれました。

小さい質問にも一つ一つ答えてくれたので、分からない事はすぐ聞くことができました。

学校とのやり取りもしてくれたので、途中オンラインの受講期間や開始時期を変更することもありましたが親切に対応してくださいました

 

 

■常に現地最新情報の入手を！

状況は刻一刻と変わりますので、常に最新の情報を入手するように努めてくださいね。

ご自分では探すのが難しい情報等がありましたらお気軽に弊社へお問い合わせください！